November/'11

’11/11月

2011年11月30日
バスチーユフランス革命勃発の地
なんだかイメージが牢獄と重なり、私には物騒なイメージである。
しかしこの辺りはフランスらしい雑貨屋さんが並ぶ。
そうだ、今夜の早夕飯は、ブッフブルギニョンと決めてビストロも目星はついていた。
しかし歩いてビストロを探していたら、段々と歩いている人々がちと怖い!
サンジェルマンを歩く人々とは明らかに違う。
なんでパリはこうあきらかに階級が別れて見えるか不思議だ。
バスチーユ界隈を周りを警戒しながらビストロに到着。
早速ブッフブルギニヨン(子牛の赤ワイン煮)を注文するが、「うちには、無いよ」とにっこり断わられてしまった。
なんでよ〜、しかしがっかりするのはまだ早い。

2011年11月26日
サンシュルピスの前には有名なビスコンティの噴水、そしてカフェマリー、そこで教会を眺めながらお昼と決めた。
「2階席に行かして!」とギヤルソンに我が儘言って2階に上がる時、「2階じゃないよ、一階!」と注意された。
そうそう!フランスでは2階が一階でいわゆる一階がレッドショセというおかしな数え方をする。
90は2×40+10
なかなか慣れるのは大変だが若い時、覚えたので抜けない、有り難いことだ。
若い皆様!脳は若い内鍛えないとでございますよ(^-^;
カフェでパナシェを飲む、庶民の甘いビールである。
サンシュルピスを眺めながらパナシェを飲み、さて預けた荷物引き取り、サンジェルマンを歩きながら、またホテルに戻り、今夜のタンホイザーに備え、こんどはバスチーユまで地下鉄行く事にする。
もうタクシーでヒヤヒヤするのは懲りたから、早めに地下鉄に乗りバスチーユ辺りで遊び、早めの夕飯を食べてタンホイザーに備えるのだ。
バスチーユ近辺は雑貨が愉しいらしい!夕方近くバスチーユに今夜も向かった。

2011年11月24日
教会はリュクサンブール公園近く、この公園はパリに行く度、お供を連れていくが今日は一人なのでパス!
ちょっと路地裏を冒険し、お店を覗きながら、教会に到着!
この教会は古く17世紀の建築物.。
最近ではあのダビンチコードのローズラインで一躍脚光浴びた教会である。
それより、ドラクロワは何処だ?探すのが面倒なので、監視員に「ドラクロワの絵はどこ?」と尋ねると、またか?ブルータス?と言ったうんざり顔の黒人、「あっち!」と顎でしゃくる!
態度に憤慨するより絵の場所さえ分かれば「メルシーボク〜」である。
何の事はない、入り口ほど近くに、あった!うんざりされるわけである。
この教会ではそれは、なかなか新しい絵だった、しかし、やはり作家物は違う!技術ではない、音楽も一緒だが、本物は絵の中にメッセージがあるからすぐに分かる。
しばしドラクロワのこの絵を描くにあたってのを苦労を思いおこし想像しながらしばらく見入った後、教会の中の掲示板にコンサートのチラシが貼ってあるのを見つけた。
こちらは“教会は国会遺産”、観光地でもありながら実際ミサもあるし音楽会もある。
サンシュルピスで世界有数のこのパイプオルガン聞けたら嬉しい!
が、しかしそうは問屋、うまくいかないもんだ、ディマンシュ、毎週日曜の度だった。
帰国は土曜、無理である。
残念!まあ今夜も、オペラ、タンホイザー聞けるのだから贅沢は言えない!
サンシュルピスでドラクロワをしばし見入った後、教会を後にした。

2011年11月22日
考えたらパリ到着後、何だか充実な時間過ごし、気付いたらまだ二日目、疲れ果て爆睡したが、大切に遊ばなければ。
翌朝は、サンジェルマンの、ラデュレで朝御飯と決めていた。
ラデュレは、ここのシノワズリな内装が好きなのだ。
そうだ、今日は、ドラクロワ美術館に行こう!
やはり、音楽家の端くれとしては、グルメだけでなくテーマ決めて動かないと。
数年前、姉に連れて行ってもらった時はドラクロワは画家としてしか認識していなかったが、平野啓一郎の、[葬送]を読破した時には、ショパンの親友として、そして画家としての葛藤苦悩や、サンシュルピス教会の壁画を描くくだりを読んで、人間ドラクロワにかなり興味があったので、ラデュレでゆっくり朝御飯を頂いて、そこから目と鼻の先のドラクロワの住居兼アトリエにてくてく歩いて行った。
方向音痴だから、もちろんアイパッドはお供!
なにしろ現在地が点滅するから便利。若い姪っ子に見栄張って買ってよかったのだ(^-^;
ドラクロワの家、なかなかこじんまり。女中部屋、あの献身的なジェニーの部屋、ショパンが多分座ってドラクロワに悩み事を打ち明けたか?長椅子もある、まさか展示品、座れないけど、何だか感動する。
そして、前回は見せて貰えなかったアトリエを見ることが出来た。
外の秋色の木立、これは今も昔も変わらないはず、窓辺から庭を眺め芸術家の魂に触れた気がした。
さあ、ならばドラクロワの遺したサンシュルピス教会の壁画を見ないでか、サンジェルマンを後にしオデオンを横切り、サンシュルピス教会を目指す。
このあたりは素敵なパリらしいお店が軒並!あっちこち覗き、可愛いベビー服に釘付けになり、親戚の赤ちゃんの誕生祝いに買い物をしてしまった。
がしかしこんな荷物引きずりながら歩きたくない。
「しばらく預かってくれない?」と頼み、買い物した品物を置き去りにして、また再びサンシュルピス教会を目指した。

2011年11月21日
終演が近づくと、タクシーが気になり落ち着かない。
とにかく、のんびり屋のフランス人に対し、せっかちな日本人、ならば治安をなんとかしてよ!と言いたいが、こうなりゃ、我が身は我が身で護るしかない
幕が降りたら、慌ててアンコールの拍手もそこそこに、飛びだしたら、同じ慌て者のフランス人の仲間がちゃんと居たのだ。
バスチーユの前は終演時間を当て込んだタクシーのたまり場だった。
ヤレヤレと思ったら、さにあらず、次々乗車拒否にあう、なんとタクシーは皆、セレブから御用達で窓硝子に○○○様と貼紙したりしている。
その中を飛び入りタクシーが入ってくるのを、せっかち組フランス人が止めていく!
私も頑張るが当たらない。
2、3台見送った後、フランス人のカップルがそれぞれ一台づつ掴まえた。
パリジェンヌが、「Madam、そちらのに乗って、私、彼氏のに乗るから!」と叫んでくれ!「メルシーボクボクサンキュー」と言うわけで私は若い子の止めてくれたタクシーに乗る!(^-^;(^-^;
ほんとなら「おばさん!そっちに乗りな!」てなフランス語でも、Madamという響きは自分の気持ちのステージがあがるからいい気分!
昨年、ソウルに学生と行った時は、韓国芸能みたあと、タクシーが止められず、[ソウルはタクシー止めるの命懸け]
仕方なく白タクにのったのはよかったが、数分で何千円にもメーターが上がり続け、「下ろしてえ!」と高速走りながら叫んだ記憶がある!
パリはそれほどではないが、サバイバルだった!
あのパリジェンヌの狼狽ぶりやタクシーの貼紙見ても、パリ、夜中のタクシーゲットは一大事と見た。
オペラの感動よりタクシーに乗れた感動が勝り、無事ホテルに着いたらホッとして、ワインと生ハムで、乾杯した。
でも同じ事が明日もだ、サバイバル人生、遊ぶのも命懸け、どよ〜ん(^-^;

2011年11月19日
パリ、芸術の都、ファッションの町、パリコレの町と言うが、観光客のせいか?あまりファッショナブルな人を見かけない。
皆、地味めな白黒ファッション、ブランド元祖なのにブランドを持っている人さえ見かけない。
デパートには美術品のような宝石や装飾品が売っているのに、誰も身につけていない。
しかし、居たのだ。 
パリコレ、55分のインターミッションにシャンパン飲みながら談笑する貴婦人やら超セレブな奥様方、格好いいこと。
そのほとんどが、50 60 70代
しわだらけに真っ赤な口紅、ピンヒール、真っ赤なコートやら毛皮!
此処が社交界、社交場だったのね。その格好いいこと!負け惜しみでなく、20 30代はまさに熟れてない果実がごとく地味で魅力ない。
ピンヒールって若い子がはくとケバくて微妙なのだが、格好いいオバ様が履くと超格好いいのだ!
人生感変わる瞬間だった。
もう遠く霞んでいたジミーチュウのハイヒールがまた眼前に、まだいけるよ!おいでおいでとと手を振っているふうだった!
パリ、お洒落は年とってからよ!と教えてくれ、元気をくれた!
さあ帰りのタクシーがいよいよ不安になって来た!

2011年11月17日
パリにはオペラ座が二つ。
オペラ・ガルニエは地下鉄オペラ座近く、あの有名なオペラ座で、公演はバレエが主で、いわゆるオペラはこのバスチーユが主流。
今日、千秋楽?のグノー、ファウストはご存知、悪魔メフィストに魂を売ったファウスト博士と美しいマルグリートのお話。
いきなり驚いたのはバスチーユのオペラ座の立派な事!ガラス張り!近代的な建築!舞台は緞帳が透けていて、満月を背景に骨のマリグリートが虚しく死に神の衣装を着て釜を小脇に抱え座っている絵。
しばしその緞帳に見入ってしまうが、皆、同じように緞帳に見入っていた風だった。
最近のパリのバレエもオペラも演出がとても変わっている。
ファウストはドイツナチス風?時代もそれらしく、美しいマルグリートなんて、どの人やらオーラもない演出。
バレエもしかりだが、私はクラシックなバレエが好きだ。
ベジャール、天才なんだろうが私には猫に小判状態である(^-^;
オペラもクラシックな舞台演出で見たかった。
パリ、あまりにもモダンなところはモダン過ぎて、古い者には刺激が強すぎる。
さて7時から始まったオペラ、なんと23時30分が終演!
な、なんと、わたしゃ、一体帰れるのか?タクシーがあるはずだ、でもこの観客、みんな地下鉄にのるわけがないのだ。
タクシー捕まるのか?急に不安になる。あんな頼りげない忘れ物王子の学生でも、側にいたらなあ!一人は心細い。
パリに一人で行くと伝えたら、現在パリに留学中の生徒の親から、「先生、気をつけて下さい、最近のパリ物騒ですよ、私なんて今夏、真っ昼間、娘の所に行って地下鉄コンコルドでジプシーに囲まれ身ぐるみ剥がされごっそり取られちゃいました。」と聞いたばかり。
地下鉄では目をきっと据え、絶対、地図やメモなど見ず、怖い顔して集中するようには心がけている。
しかし日本人だと背中に書いているわけで怖い事は怖い!
昼間でも怖くて緊張する地下鉄に、真夜中なんて絶対無理!!
でもおみくじは吉だったんだし、なんとかなるんだから、オペラはしっかり聞かなきゃ!
しかし考えたら、時差ぼけのまま、一昼夜、翌日オペラ鑑賞、眠気が襲う!
こんな所で寝てはなるものか?と葛藤!
しかしオペラの休憩あまりに長い、長すぎる、55分、30分 30分、なんでよ、平日でしょが、明日のお仕事影響しちゃうから早く終わりましょ、と叫びたい。
しかし、パリはゆったり時間が流れる、仕方なく休憩時間ロビーに出て二度驚いた!

2011年11月15日
オペラ座のチケットを買い、7時の開演まで歩き続けては体力も心配!
そうだ!パリの楽譜屋さんに行こう。
パリでデュラン社の楽譜を買い、一旦、ホテルで休憩して、オペラ座に行こう!というわけで、方向音痴をIpadのナビで助けて貰い、楽譜を買い、一旦ホテルで休憩!
ステーキで着けた体力を温存し、タクシーでバスチーユに向かう!
しかし、乗ったタクシーは黒人、アメリカの黒人は怖くないが、フランスはちと怖い!
しきりに大きな声でしゃべるので、「コモン?」と尋ねたらハンディーホンで友人とおしゃべり中!
夕方で道も混んできてなかなかバスチーユに着かない!
タクシー代より、オペラに間に合うかヒヤヒヤした。
やっと着いたら慌てて階段駆け登ると、「Madam!」と呼び止められた。
チケット見せろって!ヨーロッパはチケット2重チェック!だ!
その理由は後で思い知った!さあいよいよパリでオペラ鑑賞だ!

2011年11月13日
朝起きたらまだ薄暗い。
そう、パリは朝9時位にならないと明るくならない。
今日はルーブル美術館の回廊のカフェで朝ごはんと決めていた。美味しいタルティーニを食べるのだ!
さあ!出発!2年ぶりに地下鉄に乗る。懐かしい緊張である。
ルーブルに着いたら何だか閑散!開館時間近いのに変だ。
世界のルーブルに人が居ないなんて、よく見ると、なんと火曜は休日だった。
また運が悪い。
いやあそんなはずはない、カフェマルリー年中無休のはず。いつもの方向音痴!でもお仕事のお兄さんに「カフェマルリー、どこだっけ?」と尋ね、しっかり開店間際のカフェに入る。
薄暗い間接照明が好きだが、美術館で朝ご飯、外を見ると逆さピラミッド。
美味しいタルティーニとオレンジジュース、クロワッサン、パンオレザン、コーヒーを頂く。
ああパリだなあ!感無量!
さあ、それからはチュルリー公園を散歩しながらショパン最期のアパルトマン、ヴァンドーム広場をテクテク歩く。
此処は今では最高級のブランドが集まっている。お洒落なショパンらしいではないか?
今では誰かの住まいか?ショパン終焉の地に立ち、ちょっと涙ぐむ。
よし、帰りは必ずお墓参りまた行ってこよう。何年ぶりかな?ペールラシェーズ、行かなくては。
バンドーム広場を後にし、テクテク、オペラ座に向かう。
途中、開きはじめたファーマシーに立ち寄り、家の家族から頼まれたホメオパシーを買う。
フランスは原産国だからホメオパシーファンの我が家族は薬要らず。腰痛もこれで治まるから不思議!そのホメオパシーが超安い。
薬屋に寄りながら目指すはオペラ座
日本で売り切れだったオペラバスチーユのチケットを買うのだ!
グノーのファウストと、タンホイザー。千秋楽は難しいよ、と、うちの留学生に聞いたが、暇だし、駄目元で行くと、売り出しが2時だそうだ。
ならオペラ座前の超有名店、カフェ・ド・ラペでお昼を食べる。
フランス人は食事がゆっくりだから2時間は見ておかないとまずい。
カフェドラペ、ギャルソンが、「Madam、コートをお脱ぎ下さい」とにっこり、私は気取ったことが嫌いじゃない。ショパン体質だから、超嬉しい!
ベルトどうしたか??オペラ座裏のラファイエットでちゃっかり買いました!
パリ到着2日目はしっかり栄養をつけなきゃ、ステーキでしょ、それと大好きなオニオングラタンスープ、もちろんお決まりワインです!
ああ幸せ!これがやりたかった!
フランス人に混じり、優雅にお昼にステーキ、そのステーキの厚くて柔らかくて美味しいこと。最高だった!
さすが、名店だ、幸せに腹ごしらえしたらおぺラ座に並ぶ。
20人目くらいだったが一人一人がゆっくり長い。
頑張って待つ事30分、果たして今日のグノー、明日のワーグナーあるのだろうか?
なんと!何の事はないどちらも買えたのだ!
ラッキー、神様、思い切って出よって言ったでしょ!と天の声が聞こえた気がした!

2011年11月10日
四つ星と言ったらどんな豪華ホテルかと思いきや、?びっくりするほどではない。
なにしろ一世紀以上の歴史あるホテル。部屋はこじんまり、多分グレードで違う部屋もあるんだろうが、私はコンシェルジュが居てくれたらそれで満足!
腰が悪い年寄りは、重い荷物は無理なのだあ。ここに一週間!愉しみな事ばかり考えないと!
さあ着いたらまずはボンマルシェに行き大好きな生ハムとオリーブとワインを買いに行く。
ボンマルシェは目の前だ。
このデパートの食材売り場は夢心地なのである。何もかもパリらしくお洒落で美味しそうな食材で溢れ返っている。
そこにいるだけで幸せだし、何たって、フランス語しか聞こえないのが超嬉しい。
一人ぶんの買物をすませ、ルンルン、ホテルに戻るが、この日は無事到着、ご苦労様会をしにホテル下にあるブラッスリーで一人夕飯である。
着いたら大好きなシャンパン飲まないでかあ!である。ここのブラッスリーは魚貝で有名なのだが、生牡蠣、気になるが、体調崩したら終わりなのであきらめる。
お洒落して行き、いきなりシャンペンを頼むと、「おお!シャンペンねえ、お一人様!日本人!なかなかいいねえっ」て調子で、大事にしてくれた。
パリは身なりで待遇の違う恐ろしい土地柄だが、判りやすいし騙しやすい!
偽セレブを装いシャンペン二杯飲み、胃が疲れていたのでスープとサラダを頂き退散!
高級ホテルにはレストランがついているから楽!くたびれている時にレストラン探しは嫌だ!
一人旅は自分に甘くしてあげないと、可哀相ではないか?ベルトも無いことだし。(^-^;
こうして到着一日目は無事過ぎた!

2011年11月07日
飛行機はなんと四人掛けにたった二人、ゆったり出来た。
運がいい、やっぱり思い切って出て正解?とワイン飲みながらいよいよ気分は一人旅で盛り上がる。
が、しかし、ふと気になった、「寒いパリ、冬用のコート、クリーニングから出したまま、抱えて来たけど、ベルトちゃんと付いてるよね?」
気になり出したらたまらないではないか、飛行機の中で、おもむろに座席に立ち上がり荷物入れをガサゴソ!ナイ!ナイぞ!あああ、オシャレなパリでベルト無しで、それでなくても格好悪い日本人が、とほほ、泣けてきた。
やっぱりおみくじハズレだ。なんだか、当たりハズレなんて考えながら旅行に集中してない自分が切ない。
しかしいくら後悔しても仕方ない、気分を変え前向きに、捕らえねば、人生初の一人旅、気分次第で楽しくもつまらなくもなってしまう。笑って笑って、忘れて、そうだ!買物愉しもうじゃない、ベルト探し!なんて自分を誤魔化した(^-^;、
時間通りパリに着いた。さあバスに乗ろうとしたらチケット売り場が無くなり、自動販売機に変身、それもなんだか使えない状態!いきなり難関、まあパリなら何処へ行ってもパリなんだし焦らない焦らない、と来たバスに、乗って凱旋門で降りタクシーを拾う。
ホテルの名前を告げたら、荷物を入れてくれたが、一緒に持ってよ!と要求された。ちっ!最近のタクシーはチップを貰えない日本人に冷たいぞ。しかし荷物は10kgに抑えた超軽め!手伝うふりした。
ホテルは一人旅が寂しくならないように張り込んで4つ星。それもパリど真ん中、サンジェルマンに近いセーブルバビロン地下鉄真ん前のホテルルテシア。華道家の仮屋崎さんがお勧めのホテルである。
コンシェルジュがやってきて荷物を運んでくれる。そうよね!一人旅はこうでなくちゃ!
ちょっと贅沢しても寂しい分大事にしてもらおう。世の中とどのつまりはお金なのか?そういうこと?とほほ、というわけでタクシーから優雅に降りることができた。もちろん、荷物出すのは手伝ったりしないで済んだ。
こうして、偽セレブはホテルに無事到着。続く

2011年11月03日
またまた怒涛の毎日に日記更新を忘れた。
先ずは10月13日うちのAI君、都内での日本音コン受賞記念リサイタルが、無事に終わりました。
超天然キャラ、その上、気付いたらいつの間にかお宅系練習タイプになってしまい、最後まで間に合うのか?お客様に沢山来てもらったものの、内心ハラハラさせられましたが、ほぼ満員のお客様に応援いただき大盛況、無事に終わりました。
いつも皆様、御支援御声援ありがとうございます(^-^;、
実はこれが終わったら、私のほんとの夏休みなのである。
毎年必ず会いに行こう、ボンジュールパリ!
昨年も行けてない!何がなんでも、今年こそ!と思い、貯まった旦那のマイルを使うのだ。
しかし、あまりにそれまで忙しく、その上帰ったその週は家族の七五三、義父の一周忌法事まである、まして出掛ける前日はショパンの審査!忙し過ぎる。
そして始まった学生のコンチェルトの伴奏練習が加わり、気分は全然パリに飛べない。
まるでニワトリが飛ぼうとバタバタ庭先で羽根を散らしてる気分だ。
パリ、パリに行くのに!なんだってんだ、この義務感は?
愉しみにしたくても、出発前の生徒の振替、連絡やらで、旅行の仕度さえ面倒臭くてお尻も重い。
前の晩も夜中まで学生と合わせを頑張り、朝起きて慌ててショパンの審査に行き講評を失礼させていただき、夜遅く新幹線に飛び乗る。
翌朝、東京のスタジオから成田空港に朝早く出掛ける時には腰痛やらが始まり、膀胱炎にもなりかけてる、まさに地獄!
出掛ける前にこんな忙しい中、出掛ける我が儘を神様はなんとおっしゃるか?
貯めたマイルは旦那さんのビジネスシートとしてお返しするべきなのか?と旅行を決める直前、神社に行ったら、神様、なんと、おっしゃったか、「旅行、思い切って出よ!」だった!
普通は「旅行、日がらを選べとか、連れあればよし」とかなのにまさに、私の迷いを見透かすように、思い切って出よ!
こうして私は決心したのだが、一体、おみくじごときを信じて良かったのだろうか?
成田空港に立ちながらも、まだ燃えあがらない旅行気分のまま、成田の健康相談室をチラチラ覗きこみながら、それこそ思い切って飛行機に乗ったのだった、続く



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