June/'10

’10/6月

2010年06月27日

今月はパーティーだけでなく、レッスン室から逃亡??ホントに出掛ける事の多い日が続いた。
週末は、小平のO邸で世界的なヴァイオリニストであり偉大な指導者でもあられるJ・P先生ホームコンサートに行って来た。
最近、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲から派生して、元々好きだったヴァイオリンに火が付き、ヴァイオリンばかり聞いている
人間性溢れるパールマンの演奏も大好きだが、(今秋の入手困難なチケットの残一枚をゲットした!)品格高いハイフェッツも捨てがたい。
今は、若手のヒラリーハーンのバッハのヴァイオリン協奏曲の早いテンポに何故か惹かれて、朝な夕なに聞いてモチベーションあげている。
というわけもありで、また都内の音大で教鞭取っている姉の知人という関係もあったりで、間近で超一流のヴァイオリンを聞ける絶好のチャンスにウキウキランラン出掛けたはいいのだが、小平は住宅街で迷子になり、やっとのことでお宅に着いた時には一曲目シューマンのヴァイオリンソナタが始まっていた(汗)。
それでもラベル ツィガーヌは聞けた。
O邸は、大学の先生の住宅を開放しホームパーティー式でコンサートをしているが、合間に「何もないですが〜どうぞ〜!」と招かれたダイニングには次から次へと奥様の手料理が所狭し〜と並ぶ。
飲み物は、ワイン、ビール、コーヒー紅茶、何でもありである。
素晴らしい本物の音楽とご馳走の山のおもてなしにびっくりである。
コンサートは3時から始まり、お茶やらお食事を頂き、6時から第二部である音楽会は、大体二時間くらいと思って予定していたので、後にレッスン、生徒待たせている身としては、二部に控えていた、これまたカリスマの生徒さん方の演奏を聞けず、逃げる様に帰ってしまい、いつも出掛けてはデザートまで食べれず、コンサートも最後まで居られず、常に焦って走っている自分がほとほと情けない。
しかし、今は一番正念場の時期だから仕方ないか?
J・P先生と握手し、最近使っていなかった忘れ掛けた片言フランス語で挨拶し、「我が家のホームコンサートにもいらしてください〜!」とお約束して、またバタバタとO邸をお暇し、汗まみれで住宅街を駆け抜けた(泣)
たまには優雅に時間に追われず、ゆっくりゆったりと生の音楽を堪能したい〜(泣)


2010年06月23日

フォーシーズンズホテルは椿山荘、蛍が有名です。
大学の同窓会のようなウキウキ気分で皆でタクシーを乗り合い、ホテルに到着!
当夜の会場の入口で受付を済ませる。
日本の音楽界の重鎮に混じり、友人達と席につき、恩師の在りし日の映像、演奏を聞きながら食事を取る。
懐かしい恩師の姿を映像で見ながら、大学時代の自分をしばし思い出す。
今思うと、音楽の事を何にも知らないで、あの頃の自分は偉大な先生にはどう写っていたんだろう?
そう思うと、とりわけ今の自分が大学生になった生徒に厳しく当たっているのが、滑稽な気えする(汗)……
最後に恩師の御家族のご挨拶でお開きになったのだが、先生がお亡くなりになる直前まで、「死ぬまで勉強しなくては駄目。私はまだまだ上手く弾けないの」と言って亡くなられたと話され、皆改めて先生の真摯で健気な音楽に対するお姿を思い、今更ながら涙した。
早くに偉大な御主人を亡くされ、お独りで亡くなるまで、師である御主人の音楽を守り、我々弟子を育てながら、その音楽を継承されたのだが、ショパンをこよなく愛され、魂のこもったショパンを弾いてくださった。
皆、それぞれ感慨無量に浸り、先生の記念のCDを受け取り閉会、終新幹線に飛び乗るべく友人達と名残惜しく別れた。
皆に会えば、時間も空間も飛び越え、20歳の頃に戻れてしまうのに、帰る場所も環境も何もかもがあまりに違う現実が、何故か寂しくもあり悲しい。
時というものは、喜びも悲しみも運び、そして去ってもいくんだなぁと新幹線に乗りながら、「健康でまたみんなに会いたい。今度はゆっくりと〜!」と思いながら、コンクールの嵐真っ只中の静岡に向かった(泣)


2010年06月21日

今週は目まぐるしい週だった…。
いつも忙しいのにそれ以上目まぐるしいとは?
実は〜なんとパーティーが2本も重なってしまった事である…。
一つはお料理教室の先生の25周年パーティー、もう一つは恩師の没後20周年を偲ぶ会だった。
というわけで、色んな意味で刺激的な週だった。
まずはお料理教室の先生のパーティー。
華やかな事がお好きな先生の御希望通りのおしゃれで華やかなパーティーだった!
それでもピティナ真っ盛り、レッスンを休めない忙しい中、無理して参加しているので、デザートまではさすがに頂けず、中座して新幹線に飛び乗る(汗)
しかし、帰り際にちゃっかり、かの有名なアルポルトの片岡シェフとツーショットもお願いしてしまった(実はパーティーは静岡のアルポルトだった)
お次は恩師の偲ぶ会
この日何年かぶりに大学時代というより、青春時代を共にした友人三人とパーティーの前に会う事にした。
みんなそれぞれの人生を生きてきて、大学時代は皆、横一列に生きていたのに気付いたらそれぞれ放射線状に人生が広がっていた。
特に、私が自分の思い描いてた人生と全く違う人生を生きている気がした。
それも一人だけスピードアップ?何だか自分だけ早くせっかちにゴール目指しているかもしれない。
なんて寂しい予感がぁ、そしたら優しい友人が、「のびちゃんはいつも元気いっぱい可愛いいおばあちゃんになるよん!」と慰めてくれた(汗)
いやぁ!しかし内心、もうおばあちゃんかもだし〜(笑)と思うが?人生、気合い入れなきゃだあ〜!
大学出たら、平凡で幸せな主婦が夢で、叶うなら?ささやかなピアノの先生をやりながら?が夢だったのに、どこでどう間違ったか?バリバリキャリアウーマンの一人暮らしだから人生は分からないものだ……。
しかし、主婦と子育てを両立させながら且つピアノ教師もしていた親友の長男は、東大〜内閣省とか…ひえっ…!と驚いた(汗)
大学時代は、私など足元に及ばないくらいピアノが上手な友人だったが、子育ても超一流だ!
仕事しながら主婦をやり、子育てすることがどんなに大変か?身につまされ、分かっているので、羨ましいと言うより、こうなりゃ自慢の境地である(汗)
友人達と時間忘れて歓談し、恩師の偲ぶ会の会場である椿山荘はフォーシーズンズホテルに向かった…。


2010年06月11日

忙しいい毎日が過ぎて行く、毎夏の事だし、20年も同じ夏を過ごしているわけだから、年中無休も苦にはならない。
最近の気晴しは、音楽鑑賞!てか?
音楽聞くのは仕事の一環なのだが〜幸せな事に趣味でもある。
最近は更にマニアックな境地に足を踏み入れてる感がする……。
いつでも何処でも音楽を聞きたいが高じて、ついにお風呂の中で音楽を聞くアイテムをゲットした〜それがこれだ(写真)
防水の入れ物の中に、ipodを接続する。
可愛いい事に音楽をかけるとお尻の部分が点滅する…。
それをお風呂用のミニプラネタリウムをつけ、真っ暗にして、偽の風呂場の星空を見ながら、ビュータンのヴィオラやショパンのチェロソナタを聞くのだ。
プラネタリウムが、玩具みたくていまいちなのが玉に傷。
以前は、お風呂にロウソク灯して入っていたが、忙しい身には落ち着かずで……。
しかし、なんでも試してみたくて、平たく言うと、生活そのものを楽しみながら音楽と共生してるというかんじで、最近はより日常を楽しむ事を心がけている。
ピアニストには、ノダメタイプと千秋タイプがいるが、私はどちらかというと千秋タイプかも?で家の中が自分の納得した形で片付いていないと音楽が聞こえて来ない(泣)
ホントは、ノダメのように音楽だけに集中出来たらよいのだが、形が大事で、好きなインテリアで大好きな花や器を見て、音楽を聞きながら、お茶を飲むと身体中に幸せ感が溢れて来る。
てなわけで、念入りに掃除してテーブルセットして、音楽をかけて座ろうとすると、生徒がピンポ〜ン!、現実は〜(泣)
借りて来たビデオも見る暇なしで返却日だ!やっぱりノダメになるしかないか〜(汗)
生徒にはコンクールで万が一、賞金でも貰ったら、先生にお掃除ロボット買って〜と予約はしてあるが、買って貰えそうな時にはこの世にいそうにないので、近いうちに自力でゲットしたいと思っている!


2010年06月01日

今週末は、九州は鹿児島にピティナの予選に出掛けて行った。
遠路はるばるも、飛行機も大好きだし、ウキウキ!していたら直前届いた書類に審査委員長でと書いてあるのを見て、とたんにドヨ〜ン(汗)
その上、全国にさきがけトップバッター予選らしく、本部からは、「くれぐれもそそうなき様」にとプレッシャー!
はたまた「本部の方も御同行」と(汗)
これは大変だ、15年近く審査をしているが、慣れが一番危ない、としっかり予習 復習。
忘れ物ないよう、心して出掛けることに、緊張の出発となった(汗)
しかし、嬉しい事に静岡からなんと富士山静岡空港という空港が近所に開港。
私にとっては、初めての羽田以外の出発国内線とあって期待に胸膨らむ。
しかし、在来線を降りたらどうだろう。待っていた空港バスはたった一人の貸し切りバス
いらっしゃいませ〜状態!まさに茶畑の間をぬって走る事30分。
待望の空港だ。しかし、あまりの小ささとローカルにやはり飛行機は乗るまでのワクワク感が良いのだなあ、旅行も行くまでが楽しみなのだと実感した。
なんだか、庭先から近所のおじさん、おばさんに見送られ、鹿児島に出掛ける気分で盛り上がりにいまいち欠けたのだった。
とはいえ、鹿児島には4時には到着!
さあ、市内観光と言えど、半端な時間だ。何処にも行けない。
仕方ない、ホテルで明日のお仕事の予習でもしよう(泣)〜と今夜泊まるホテルを見上げたら、ホテルの電光掲示板に、「ようこそ天然温泉」とテロップがあ〜。
「わあぃ!温泉だぁ〜!」とスキップしながら、コロコロを引きずりながらホテルにチェックイン!
ホテルは、希望どうりローカルな感じ(都内高級ホテルも大好きだが、ローカルなホテルも味わい深くて好きなのだ)
付いている温泉は、一階の公衆浴場と書いてあり、伯母さんが番台にいるではないか〜。
やったぁ!大好きな田舎風〜!
貴重品を伯母さんの差し出した箱に入れ、お風呂に飛び込むが、「待てよ…」と躊躇、本部の方や明日、審査の先生方といきなり裸で…「宜しくお願いします」…と自己紹介も嫌である。
この年で、まだ少しは残っている羞恥心が、顔を覗かせる。
辺りをキョロキョロ見回し、不審者のごとく下むいて入湯〜!
お風呂は、それほど大きくない銭湯風
風呂桶はケロリンだあ〜!「お土産に貰っていきたい〜」辺りをぐるりと見回し、回りにそれ風な方がいないのを確かめて、お風呂に入るべく身体を洗おうと思ったら、 隣りにいたおばあちゃんに「あんた〜手ぬぐいは?どないしたん?」と言われる。
私はえへっ!と笑いフランス人の様に両手広げて肩をすくめて、ごまかした。
だって手ぬぐいは、お風呂に持ち込まないのが仁義だった気がしてたのだった。
おばあちゃんに、「あんた何処からきたん?」とたずねられ、手ぬぐいなしで入ってきたのを咎められながらも、結局二人で仲良く入る。
天然温泉、熱いお風呂だった。
結局到着した夕方、寝る前二回入り、旅行気分に浸る。
翌日無事に審査を終えて、まっすぐ飛行機で東京に舞い戻ったのだから、私の鹿児島は、このホテルの公衆浴場だけだったが、非日常はいつも楽しい経験である。
それにしてもこんな早い時期に曲を仕上げてコンペに臨んでいる皆さん、素晴らしい!!
私達も頑張らねば…だ(汗)





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