November/'09

’09/11月

2009年11月01日

パリ日記が停滞中である。
それもそのはず、10月22日から末まで中国は上海に居たのだ
と言うとみんな驚くが、生徒の国際コンクールチャレンジに同行していたわけで、頭がパリの残像引きずったまま、気付いたら上海の屋台で肉まんをほうばっていたから笑える(汗)
なんだか今年は、夏からジェットコースターのような数ヶ月だが、結構悪くないもんだ…。
しかし、残された生徒はとんだ迷惑…気の毒なのだが、30代にやはり散々…海外遠征を共にした今は、指導者に育った優秀な生徒が、しっかり私の留守を文句一つ言わずに支えてくれる。
有り難い事だ(泣) まして、今育てているピアニストの卵も、時間の許す限り、後輩の面倒をしっかり見られる様になり、東京は音大出の姪っ子も手伝ってくれている……。
私は、実に無意識にやって来た事だが幸せ者だ〜(泣)(泣)
さて、パリ大好き人間が、開発途上の中国で、どうなったか?
皆さん興味あるだろうが…これがすっかり気に入ってしまい、もう中国大好き人間になってしまった!
まず〜上海〜物価が安い! 食べ物美味しい!この二つに尽きる!
贅沢なエステ(時間なくいけなかったが)も、数千円で受けられ、タクシーは初乗り200円もしない、高級飲茶も本格中華もバンバン頂けちゃう。
倹約しようと思えば、屋台で100円で美味しい小籠包食べれちゃう…。
しかし、怖い事は…びっくり!自己中の国である…。
横断歩道…緑でも渡るのは命がけ…。右折車が猛スピードで突っ込んで来る…。
無灯火の自転車や、バイクがホコリまみれで金属色に光っていないから、目前に突然現われてひかれそうになる…。
横断歩道は、もう自分の目と耳で責任持つのだが一週間いたら、中国人の背中について行く事を覚えた(笑)。
中国の地下鉄も乗れた。パリより綺麗で、チケットも回収性のチャージ式で、日本より進んでるし、初乗りは42円めちゃめちゃ安い…。
しかし、怖い事…切符買う時、順番は割り込み普通。我先に〜と買わないと横断歩道と一緒で死ぬまで渡れない(汗)…。
音楽会場?コンクールでも、携帯電話を平気で鳴らすは、いびきをかいて寝るは、演奏中の移動なんか当たり前。
携帯メールしながら、聞いてても誰も咎めない。演奏中、目の前横切るの普通だから、我々も遅れて行き、ちょっとすんませ〜んと、どんどん前の席を横切って奥の席に行こうが、逆に嫌な顔一つもされない。
プログラムを見てると、後ろから覗き見して、「見せて…」とついでに取り上げられるし〜。
人類皆仲間?かと思うと、中国人、御愛想笑いしないで、いつも怒ってる…タクシーの運ちゃんも、屋台のおばさんも、甘栗売りのお姉さんもいつもぶっきらぼうで、不機嫌でまるで怒っているみたい。
片言の英語…OK イエス・ノーも通じない。
指で差して1・2・3の世界だ…。通じないでパクパクしてると、相手にするどころか馬鹿にしたようにさげすまされる〜。
しかも、日本人だと分かると屋台でボッタクリにあうから要注意(笑)…。
傑作だったのが、勧進帳みたく、生徒と親がホテルのフロント前にして、意味が通じず喧嘩始めたら、愛想の悪かったお兄さん、ニッコリして急にやさしくなった。
中国人…やっぱり空気よめるんだ。これから中国でもパリでも言葉通じなかったら仲間同志喧嘩してみようか?と思った…。
というわけで、上海にもすっかり溶け込んで、道を歩いていても、地下鉄でも、中国人のお上りさんに道聞かれる事、数回。
とどめはキャッチセールスでマンション買わないか?と捕まった。
同行者曰く、「先生…中国の富裕層に見えたんですよ〜。」
う〜ん…複雑な心境だ〜!





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