October/'09

’09/10月

2009年10月23日

新型インフルエンザが猛威を奮っている。
東京教室も藤枝教室も…必ず1〜2名が新型で毎週休んでいる〜。
こちらは罹患しないという年齢まで…残念ながらもう一息足らず、毎日ヒヤヒヤしながらレッスンしている。
忙しくて休めない身は、ひたすら、気休めのマスクで自己防衛作戦だ。
気分転換だったパリは、今や何処へやら
ひたすら汗まみれで〜、寝不足(寝るのはいつも朝三時)。
今は、合間に思い出してはパリ日記の続きを書いているが、パリに同行した姪っ子に…「のびこママ〜パリに居た時は若々しくて生き生きしていたのに…またすっかり年齢相応に戻っちゃったねえ〜」と言われてしまった(泣)(泣)
現実の荒波は、生やさしくはない(汗)…〜…?
そんな中で最近の楽しみは生活をアートすること。
アロマキャンドルを焚き…室内楽(チェロ ヴァイオリン リコーダー)やらを最近購入したBOSEのアイポットドックで聞いている… …。
忙しい秋の夜長…最高な〜お一人様…夜の楽しみである…


2009年10月15日

10月3日は、あの辻井君のコンサートに行って来た。
彼が焼津に来るということでは、チケット争奪戦が新聞沙汰になり、勿論即日完売、前日徹夜組が出るという騒ぎだったという、幻のチケットをゲットしていた。
実は、私の元生徒(ピティナで銀賞まで取った生徒だった)が、焼津の文化会館で音楽会を企画する仕事をしていて、一年前に私に次の企画を相談された際、(自分では忘れていたのだが)、「辻井君を呼んだら〜?」と提案していたそうなのだ。
というのも辻井君とは、AI君が以前お世話になっていた先生との兼ね合いで知り合いでメールを交わす仲だった。
東京教室の我が家にも訪れていた事もあったのだ。
当時、企画を相談された際はこれほど大騒ぎになっていないから、まだ普通の大学生で、ピアノを学ぶ仲間の一人だったから、それほど遠い存在ではなかったが、今となっては手の届かないカリスマピアニストになってしまった(汗)
というわけで、AI君と音楽会を聞きに行く事が出来た。
舞台であらためて聞くと、まずそのテクニックの物凄さにびっくりだった。
何しろミスらしいミス、何も無く、難易度高い曲を楽々弾けてしまうので、そしてそのフレーズの壮大さである。
日本人離れしていて、AI君と溜め息だった。
唯一、音楽的にまだまだ若さが感じられ、物足りなさもあったが、若いから仕方ない。
これからがピアニストとして成長が楽しみだ。
アンコールで、自作の曲(近くの隅田川の川の流れをイメージして作ったという曲)を演奏してくれたが、そのイメージの深さと多様さに目の前に広がる景色を感じたのは、こちらの方だった。
全盲ということを無視しながら聞いていた演奏会だったが、自作の曲を聞き、あらためて辻井君がハンデを超えて、我々に自分が見た事のない美しい情景を見せてくれ、魂で語りかけてくれた
「音楽は魂なのだな!」と改めて実感する音楽会だった。
演奏会後、AI君と楽屋に挨拶に行き、お祝い言って写真撮ったのだが、逆に「AI君も頑張ってるね…知ってるよ〜」と励まされてしまった(苦笑)


2009年10月07日

疲れ切ったので〜というより以前から計画していて、秋は今年もパリにと…一週間強引に休みを取りパリに行って来た……
とにかくパリが好き…。
フランス語の中に浸って居るだけで会話が通じなくてもいいのは何故だろうか?
そこに不安のカケラもない自分に心底?不思議だ…。
しかし、今回はコンクールを引きずり続けて準備もせず、旅行の醍醐味である準備しながらあれこれ計画するゆとりもなく…ただ広げてあるスーツケースに思い付いたら衣類を投げ込んで、気付いたら成田に居たという感じ!だった…。
しかし今回は同行者がフランス語の出来る姉とその娘(パン大好きのグルメの姪っ子)。
且つ、オペラ座チケット一等席をゲット…しているのだ(笑)
フランス語は忘れないよう聞いてはいるが、この一年使っていないのだからどうだろう?
まあ座右の銘…「何とかなるのだ」…と旅立とうと空港でチェックイン…。
何故か時間がかかった挙げ句…言いにくそうにANAの職員
「お客様申し訳ありませんが、エコノミーがいっぱいでして、ビジネスクラスが御用意出来ましたが如何でしょうか?」
と尋ねられ耳を疑う!
早く答えないと回っちゃう回転寿司の如く、
「はいはい…そそそれで結構です」
と…庶民は慌てて返事してしまい育ちがばれてしまう…。
内心…あれ〜いきなり運を使ってしまったかあ…。
まだ帰るまで一週間もあるのに…こんな入口で巨大な運を使い、後が怖いぞ〜と思いながら、生まれて初のビジネスクラスに…自慢たらたら家族や親しい友人に慌てて〜ビジネスクラスだってさあ〜えへへ〜とメールしながら機上の人となったのだった〜。
初ビジネスクラスはどうかと言うと…その席のゆったり感といったらどうだろう?
とにかくワイドに加えて、身体が真直ぐ伸ばせる…「お飲み物は如何でしょうか?」
勿論迷わずシャンパン。
優雅な休暇の鐘が耳元で鳴る感じだ〜!
身体を横たえて、12時間飛行機に乗るのは何と楽な事だろう!
久し振りに会った姉と歓談していたらあっという間にパリだった…。
空港も一年前と変わらないのに、相変わらず学習ゼロの方向音痴だから…着いて間も無く、毎度の事でパルドン連発!
バス…タクシー乗り継ぎ、これから一週間滞在するパリ18区に向かう!
このホテルは、ネットで探したのだが…あまりに忙しくてゆっくりネットする暇もなく…既に何処もいっぱいで…仕方ないから空いてる所を探して貰ったので…選択余地無し!
三人が一週間自炊して泊まれるホテルで、か弱い女子が荷物上げ下ろし可能なエレベーター付きホテルという条件を辛うじて満たした物だった…。
パリ18区…あまりに中心から遠い…。
ホテル探しにモタモタしていたツケはおそろしい…治安があまり良くないというところのモンマルトルの裏手ではないか?
いやいや、今回は三人だし…此所で頑張るしかない…。
昨年のサンジェルマン デ プレが恨めしく頭をよぎるが…何事も経験よ(泣)…。
しかし、「タクシーが此所よ」〜と降ろしてくれた家はまさか〜まさか〜の工事中で、入口も裏口か?と見紛うほどの代物ではないか?
頭の中にビジネスクラスにようこそ〜と両手広げて御招待の意味が……ようやく分かりかけ?茫然と三人で、この一週間過ごすべく薄汚い朱い裏口の前に立ち尽くすのだった…続きは、パリ旅日記’09で





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