September/'09

’09/9月

2009年09月19日

コンクールの夏が終わったら、朝晩はすっかり秋の気配だ。
夏忙しくて化粧品も買う暇なく…石鹸で顔洗い…化粧品の試供品を探しながら凌いでいた日常生活からようやく脱却!人間に戻るべくやっと二か月ぶりに町に買い物に出ることが出来た………
久し振りに人間に戻れて…タワーレコードでしこたまCDを買いこみ、あちらこちらお店を覗き、足りない物を補充し、そしてとどめに気になってた映画、クララシューマン愛の協奏曲を見た…。
この映画館は、ミニシアター入れ替え制なので、チケット入手するのに何と二週間かかった(汗)
とにかく、早めに行かないと見れないのだ………
重い映画だとあまり評判良くないらしかったが…私は芸術家の人生は本人もだが支える回りはすざまじい物があると…実体験で認識していたので…普通だった…
以前 ジャクリーヌ デュプレ …不滅の恋人 ベートーベン… ゴッホ… ロートレック…ショパン…チャイコフスキーの私生活を映画で見ていたし…あまりびっくりはしなかった……
映画の中で…才能に代償は付き物だ…という言葉に深く納得し…神様からギフトを頂いている代償に平凡な幸せは無いんだな…と…それを喜ぶべきか…悲しむべきか?
まあコンクールで勝った時は嬉しいが…普段は大変なのが正直なところだろう!
まあ平凡を幸せとするか?代償支払い非凡を友とするか?本人の意志での選択肢はないような気がする……
夏の疲れか?最近元気がいまいちである…さすがにチャージが必要な気がしてならない(汗)


2009年09月03日

ピティナが終わり…
奇跡の金賞頂き…合わせて特別指導者賞の賞状まで頂いて、今年はめでたしめでたし〜とこの夏の幕引きして…せめて何処にも行かずともゆっくり朝寝して…何かに追われず午後のレッスンが始まるまでまったり〜のんびりとしたかったが…
よほど前世さぼっていたか?娘の頃誰にも期待されない末っ子でいつも幸せに〜夜8時には寝ていた天罰か?
9月1日…日本音楽コンクールにAI君他学生コンクール生徒が…「先生んちで合宿引き続きお願いしまあす!」とやって来てしまえば…朝から頑張らずにはいられない。
頑張る子供支援団体会長としては…頑張らずにはいられない自分の性格に…
「あんたもようやるわ〜」…と呆れながら自問自答し、結局ピティナ終わっても一日も休めず走り続けているわけだ…
これを嬉しい悲鳴と言わないといけないのだが…(汗)
こんな日々いっぱいいっぱいのところで、AI君が日本音コン本番前、突然高熱出してくれた
ピティナから一日も休まず走り続けていたが、体力だけはあるので(食べる量が半端じゃないのだ)(汗)
まさか、熱など出すなど思いも寄らずだったが、ピティナセミファイナルの膨大な曲に加えて10日後新たに一曲増えて…まさに〜お気の毒〜状態だったので、頑強な身体もそろそろ悲鳴あげてもおかしくなかったのだが…
こちらは、予定外アクシデントにあたふた!
まさに流行のインフルエンザだったらどうしよう…と頭をよぎる…
こんな高熱ではカリスマも軽〜く落ちる予選…果たして受かるのか?
しかし真っ赤な顔してふ〜ふ〜うなっている子供を「ちょっと頑張って練習しようぜ!」とせっついても仕方ない……
こうなりゃ、毎度お馴染み神社エールしかない!
チャリンコこいで氷川神社に何度通ったか?
結局、病院の簡易検査陰性で…私は看護婦さんに「お母さんも移りますから〜気をつけてくださいね…」と言われて、私はいつからこの子の母になったんだか?と不思議と「違和感」感じない自分に首かしげ…結局本番の日は39度近い熱出して、口をあけ、うんうんうなって寝ている子を茫然と眺めながら、しかし運良く出番は最後で夕方じゃあないか?…
チャイコフスキーコンクールで諏訪内さんだって高熱で一位取ったと聞くし、パリ・コンセルバトワール試験でノロウィルスにやられた生徒も何とか試験には行ったし…此所は日本なんだし…東京なんだからと、諦めるのはまだ早いぞ〜と栄養ドリンク二本飲ませて…無理矢理お粥食べさせてタクシーに乗せる…
今回は、前回忘れていた箱根のお水をしっかり調達してある……
何とか会場に連れては来たものの…今回のメイン・イベント…クジ引きがある…
実は、日本音コンはベートーベンソナタ緩急楽章を各2曲選んでいて、当日クジを引くのだが、ピティナで予定外セミファイナルまで残ってしまった為、もう一曲まだ練れていない状態なのだ…
ピティナが終わってから10日でベートーベンをコンクール用に仕上げるのは無謀だが、逃げるのだけはポリシーに反する…やるだけやろうと頑張ってはみたものの…やはり余裕はない…
こうなりゃやっぱり神頼み
苦手な曲弾くより弾き込んだ曲をクジで引く練習しかない…と再び神社に……そんな母と私の苦労も知らず、AI君たら、出された二枚の封筒迷う事無くサラッと貰い…「2番です。」(弾きたかった方)…
あまりの気負わない自然体に人の苦労も知らないで〜と嬉し涙〜をメールで母と交わす!
演奏もなんだかピティナの時よりドキドキしないで聞けた〜あんたどうしてあんな演奏出来たん?
ハラハラしなかったけど?と聞くと…「先生…あまりに体力的に弾くのにやっとで、上がってる暇さえなかったです…」と高熱も吉と出るか凶と出るか分からないもんだ(汗)…
ひたすら走りっぱなしの夏だが、ピアニストを目指す道のりは険しい……
それを支える家族も先生も命がけである……(汗)





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