Dec./'08

’08/12月

2008年12月31日

今年も残り一日…。
例年だと27日くらいから、完全にオフにし主婦業に徹するのだが、二年前、引越しした時から物を増やさずスリム、フラットに暮らすことに気をつけているせいか?おかげで窓硝子以外は大掃除もせずに済んだ…。
ゴミ出し大好きで寝坊などした時には、清掃車を追いかけたりしているせいか?何とか掃除も今年も慌てずに済んだのだったが、年明け5日はショパコン全国大会である。
うちの生徒は、小学生2名、中学生2名、高校生1名が残っているから、31日まで休めない。
それにゆっくりしてしまうと、だらけてしまうので、いっそ休まずにいることにした…。
世の中、不況で仕事を失っている人も多い中、社会に必要とされているとは有り難いと感謝して頑張る事にしてしまった。
しかし、元旦には親戚10名ほどが集まるので、主婦業も同時進行で頑張らねば。
年に一度、お料理教室に通っている腕前発揮の時である〜。
さて、一年を振り返ると色んな事があった。
AI君の全日本学生音楽コンクール全国一位のお祝い演奏会を教室で、内輪にやったのが昨年暮れだった…。
あれから、AI君には次々と素晴らしい音楽的体験(ロシア・クライネフ国際コンクール2位、霧島音楽祭参加、ロシアンピアノスクール参加、コンクール御褒美コンサート依頼他)が舞い込んで来て、私にとっても彼にとっても充実した忘れられない年になった。
一方、私は夏のコンクールの成績にいまいち伸び悩んだが、秋にはパリに行き、リフレッシュした。
今年も審査で様々な出会いと別れがありました。
宮崎でお別れに夢枕に立ったI先生〜、まだもう少し長生きしてピアノ教えたかった。と言って去った貴女の分も頑張りますからねえ……
そして、新しい出会い…友人 知人 生徒の皆さんホントにお世話になりありがとうございました。
来年も元気でいっぱいで頑張ります〜〜。
なんでも来年は、水瓶座にとっては何年に一度の最高の年らしくて、ワクワクしてしまう2009年の幕開けでありまする…。


2008年12月27日

受験も年明けには本番である。
アメリカ映画の文句を言ったが、フランス映画の[パリ]を見る前日に、マトリックスの再放送をテレビでやっていて…ふと見てしまった…が、以前見た時はあまり考えなく、面白いだけの映画が、今回はわけも無く、深い映画に感じて感動した…。
また年取っちゃったかもだ(汗)…。
身体から力を抜いて信じるんだ…。自分には出来ると…ヒーローに問い掛ける言葉に…。自分が駄目だ!死んだ!と思うとホントに死んでしまう仮想現実の中で、自分を信じる事の大切さを教えてくれていた。
たしか浅田真央もそう言っていた。
ピアノは、競技では無いが、常に本番では自分との戦いである。
これから受験を控えてる皆さんには、健康管理もさる事ながら、最後まで諦めない事…自分を信じて頑張って欲しいと思う。
また受験ではない皆さんには、先日学生音楽コンクールの際に書かれた審査員の演奏についての文を載せますので、今後のピアノの勉強の参考に是非お読みください。

----------------------------------------------------------------

昨年のように、全審査員が満場一致で推したピアニストはいなかったが、接戦の末に賞を逃した人たちの中にも煌(きら)めく才能を持った人たちがいた。
しかし楽曲の読みの浅さに弱点があって、明暗を分けたと言える人もまた多くいた。
演奏とはなんだろうか?
作曲家は作品を仕上げていく過程で、さまざまな実験や遊び、時には隠し事をする。
それらはただ楽譜を追っているだけでは見えてこないことがよくある。
その時、役立つものは好奇心と推理力、それに知識と経験だ。
若い人々には、まず好奇心をもってほしいと思う。
好奇心は、譜面上に書かれた記号に、なぜこんな音?なぜこんなところに休符?等々、一つずつのディテールにこだわることにつながっていく原動力になる。
それは作品へのより明解な理解の到達へと、紐解いていく為の扉を、開けて行く道へと誘ってくれるだろう。


2008年12月26日

クリスマスを迎え、さぞや賑やかかな師走、年の瀬かと思いきや、テレビをつければ、やれ、リストラだ!派遣切りだ!消費税増税だと、なんだか世界不況で世の中不安な年の瀬である。
相変わらず、レッスン室にお籠りのピアノお宅の私には、あまり関係ないと思いきや…所持金100円…今夜寝る所も無いです〜などとテレビで困って居る人達を見てしまうと…気の毒になり、自分まで贅沢はいけないと、無意味にフラフラ出掛けるのをやめたりしてしまう今日この頃だ…。
とは言っても、好奇心旺盛な身は、先日渋谷で映画[パリ]を見て来た…パリから帰って二か月…ショパンコンクールや教育連盟…カワイコンクールあり…受験生もいよいよ本番で…すっかり遠くなってしまったパリと懐かしいフランス語にもう一度再会したく、て出かけて行ったわけで、内容はそれほど期待していなかったが、ショック受けるほど感動してしまった…最後は涙が出て立ち上がれなかった…。
物語は、パリに住む〜パリに生きる老若男女…様々な職業、立場から眺めた人生、それぞれの人生を通して生きる事の意味…一番大切な事を問い掛けてくれる映画なのだ。
フランス映画の良いところは、アメリカ映画と違いスピード感も無ければ、ハラハラドキドキもないかわりに、平凡な日常の中にしっかりメッセージを伝えてくるところが素晴らしい…。
気怠いサティの音楽と相対的に少し急がしいバッハのパルティータ、コレントをバックにパリの日常、空気を余すところなく見せながら、人々のそれぞれの孤独を浮き彫りにしていた…。
しかし、フランス映画らしいエスプリ、ペーソスは失わないから、見ていて決して暗くはない。
笑いながら、泣かせるのは、大人の映画だ。
落ち込んだり、いきずまったり、自信を失ったり、人間関係に悩んでいる人がみたらきっと映画館を出たら、答を貰い、元気さえ取り戻せる映画なので、是非お勧めだ。
文化村や岩波ホールのようなミニシアターは、このような素晴らしい映画を上映してくれるが期間が短いから気をつけないと終わってしまう。
1月23日までなので、御覧になりたい方は忘れないでいらしてください。


2008年12月11日

すっかり寒くなってきました!
今年も早いもので12月に入ってしまった…。慌てて、しまったばかりの気がするクリスマスツリーをバタバタ出す……。
最近は、パリ日記を書き終わってしまい、なんだかパリが次第に遠のいていくようで寂しい。
この一ヵ月は、日記を書きながら、毎週末はピティナステップや ショパコンインアジアの審査に名古屋、神奈川と飛び回っていたのであっという間だった。
最近は、忙しくてご無沙汰だった自炊にまた凝っている…。
毎食しっかり作り過ぎと結局余るので、冷凍したり…家族にせっせと運んだり、昼御飯に呼んで食べている…。
冬になり寒くなると一人夕飯は寂しい。まして食卓が寂しいと自分に元気が無くなるから、明るいうちに沢山作って、疲れ切った夜に自分にご馳走をくれている(泣)
 あと、冬になりお肌が乾燥して突っ張るので、化粧水パックとやらを毎晩やりながら、平和なオフ時間を過ごしている〜。
昼間聞く音楽は、ディ―ヴァのサラ・ブライトマン、夜は暗くして、バロックのリコーダー愛聴している、ピアノ曲を聞くと仕事がら夢中に聞きすぎて休まらないので、わざわざ、聞かない事が多いが、バロックのリコーダーはホントにほっとするし、17世紀にタイムスリップした気分になれる…。
なかなか優雅な日々じゃあないの?と思われたにちがいないが、ドジぶりは相変わらずだ〜。
この間は、愛車から落馬した…と言うと皆驚くが、東京で自転車から落ちたのだ。
その日は、神社の前の行きつけのパン屋を目指して、左折の積もりが右手を見たら開いているはずのないスーパーの店先に最近見掛けなくなったバナナが山積み…。おっ!バナナじゃあないの?バナナダイエット?と魂がよろめいたのが命取り…。舵取りは左折…気持ちは右折…結果、バランス崩してドテーン!
早朝で人目もなく、イテテ(泣)〜と立ち上がるが、いい年して動機不純と運転ミスの恥ずかしい体たらくに我ながら決まり悪いのなんのって、落ちる瞬間、神様〜水晶〜!と心の中で叫んだせいか?おかげで無傷〜。こりゃパン屋の前の神社を裏切った罰だと知り、まずは無事に怪我なく、落馬出来た事に感謝して、早速神社にお参りした〜。
しかし、災難はそれだけでなく(泣)、なんとパン屋は休みで 開いてるはずのスーパーは開店準備で、バナナはみせびらかされて、買わせても貰えず。この朝は一体なんだったんだろうか?(泣 )
まあ擦り傷一つなく、無事を感謝したのだが…、愛車BMWで60キロ以上怖くて出せない臆病者が、時速数キロの自転車で落ちるなんざあ目も当てられない(汗)
 災難は、いつ襲ってくるか分らない。今年もあと少し…用心 用心!





戻る
戻る


My Profile   Photo Album   Essey   Link トップへ