April/'08

’08/04月

2008年04月28日

今週は発表会休みも終わり再始動…ピティナが気になって来た…譜読みは早くさせたいが譜読みだけは個人差もあるし、譜読みが早ければゴールが早いか?
嫌…逆の事もあるし、子供達も新学期が始まり落ち着かず、それどころではないからしばらく様子を見なくてはいけない。
私は、この間行ったディズニーランドが楽しかったので、是非平日に一人で空いてるディズニーを満喫してやろう。一人ディズニーを研究…密かに計画していたのだが、映画ラフマニノフが公開されて、いっきにディズニー熱が冷めて頭はラフマニノフをいつ見に行くか?でいっぱいになってしまった。
童心に帰っていたのが、まるで嘘のように、シンデレラの魔法が溶け普通の大人に戻り、ラフマニノフを見に朝早くから渋谷文化村に向かっていた。
入れ替え制一回目に、余裕で間に合ったのにすでに一回目はいっぱいで二回目お昼の受付をしていた。
ミニシアターはこんな時イライラする…しかし、大好きなラフマニノフに会えるなら辛抱、辛抱…と渋谷をふらふらしてガレットを食べにオ・タン・ジャディスを探して歩き回っていたら路地に迷い込み血豆が出来るほど歩く羽目に……。
ガレットが無理ならせめてカフェド・マーゴでランチのはず、結局時間が無くなり屋台に近いラーメン屋に入る。
一食一食命をかけている身には切ない選択だった(泣)……。
ラフマニノフはロシア映画らしく映像が美しくて、かつて見たロシア映画、チャイコフスキーやツルゲ〜ネフの「貴族の巣」、ソフィ―マルソーの「アンナカレーニナ」を思い出させてくれた。
ラフマニノフのアメリカ亡命中の孤独と葛藤を縦糸に、亡命に至るまでのラフマニノフの青春時代の音楽に対する夢や失恋苦悩を横糸に織り交ぜながら、ロシアの美しい風景と混沌としたアメリカのそれを対比させて、ラフマニノフの望郷の思い彼を支える家族に焦点を当てていた。
全編心理描写だからまさに大人の映画だ、楽しむというより、アメリカに亡命後ついに故郷に帰れなかったラフマニノフの気持ちが、ライラックの花に託されていて、どよ〜んと沈痛な面持ちで映画館を出て来たのは私だけでないと思う!
先生映画どうだった?
楽しかった?
と聞かれても、ノーコメントとしか言い様がなかった。ロシアでは音楽活動は無理なのに自由の国に居ながら、常にロシアに思いを馳せる…。
ショパンの祖国に対する望郷の念をも思いだしていた。
作曲家ほど生まれた土地の精霊から逃れられない人間もいないのかもしれない。
我々のように亡命も必要なく、幸せに毎日を暮らして居る者には到底ショパンやラフマニノフの気持ちは理解出来ないだろう!
亡命後、ロシアに帰国したプロコフィエフは「見知らぬ土地の空気によって、私は啓発されることがない。私はロシア人だ。亡命ほど有害なことはない。」と言ったそうだ。
ラフマニノフが、終生「私の幸せはライラックに宿っている」と語りライラックをこよなく愛した事からも祖国への望郷がうかがえて胸がつまるような映画だった。
というわけで、すっかり正気に戻ったか?大人にもどったのか?なのに連休は一泊だがディズニーホテルを予約してしまった。
また童心に戻らないといけないのに、私の頭の中はヴォカリーズのメロディが渦巻いてるのである。なんてバランス悪い日常だろう…??


2008年04月13日

あまりに長い間ホムペ更新を休み、三好先生元気か?
と心配してくれている方がいたら嬉しいが、そんなわけないか?(汗)
受験戦争が、三月末まであり…、藤枝と東京の発表会があり…。
藤枝は、人数も多く細かい全ての事務的な準備やらを一人でこなしながら、レッスンの付け焼き刃を最後までやるわけなので大変だった。
毎年だからといって手を抜くとお昼のお弁当が来ないから、あれはやったか?これはやったか?と生徒教えながら、思いつくと手帳に落書きしておくから、頭の中がいつもいっぱい…。
今年は、DVD担当の夫が海外でいないから大変だった。
会社を休めない息子と、赤ちゃんの面倒で手が離せないが、機械に強いお嫁さんの手を借り、父兄を捕まえて手伝って貰い、ビデオだけはセットして、朝九時から夜九時までかかって、必死で何とか藤枝発表会を終わり、講師の先生方と打ち上げの夕飯を食べ、家に帰れば既に深夜!
慌てて寝て、翌日は上がったままの血圧計を横目で無視し、東京へと出発する!
こちらは、翌週発表会だから休むわけにはいかない…。
さすがに涙がちょちょぎれる…が、しかし大人は泣き言は言えないし、愚痴を言う家族もいないとなれば、黙々と発表会で頂いたお花だけを花瓶に移し、後片付けもそこそこに、早朝新幹線で移動する…。
頭の中は、藤枝発表会後のしばしの休暇をどう過ごすか?だ。
京都に行こうか?
いやまてよ、都内高級ホテルで一泊スパ?なんて想像しながら東京に向かう…。
日曜・月曜・火曜は、東京で仕事をしたらさあ!水曜・木曜・金曜は、休暇である。
しかし情けない事に、やった事は東京の家の床のワックスがけ…。
あと一日でいいから、都内を好きなだけショッピングしたいと思っていたのだが、やはり一人はつまらない。
愛知県芸で声楽の講師している姉が、4月から昭和音大でも教える事になったので、それをお祝いにと二人で開店したばかりの赤坂サカスに行こうよ!と誘う。
意気投合して、赤坂サカスにいくも、私を含めてお上りさんと春休みで学生ばかり。
食事をするのも何処も長蛇の列、トイレさえも行列である。
30分以上待って、ザクロでお昼をして何も見ず、赤坂を後にし、青山の静岡にもある(泣)キルフェボンでお茶して、(姉はタルトの美味しさに感激したが)久し振りにクリスピードーナツをあまり並ばず買って帰宅。
それでも、非日常な貴重な一日は終わる。
二日目は、息子がやっと休日が取れたので急きょ計画で、東京ディズニーランドである。
前日の夜、到着した家族と早朝浦安に向かう。今回は一歳半過ぎた赤ちゃんのディズニーデビュー。
この子は、何故か熊のプ〜さんに面影が似ていて、息子の家はプ〜さんグッズだらけ。
私は、ディズニーは15年ぶり…。
並ぶのはあまり好きではないが、生徒からディズニーランドのお土産頂く度に密かに羨ましくて行きたいなあ!と思っていたし、うちの講師の先生は毎月行ってるし、ピティナでもベテランで有名な名古屋のW先生なんか全国大会の打ち上げは生徒とディズニーと決まっていて、「あんな楽しい所は無いよ〜、のびちゃんも行きな〜」といつも言ってるから、気になっていたし。
家族に春休みの思い出を作ってあげなければならないから、一石二鳥というわけで出掛けてきたのだ。
若い人たちのおかげで、あまり並ばずプ〜さんのハニーハントに乗り、私の絶対というリクエストだったホーンテッドマンションに入る。
ここはよく出来ていた。恐怖映画の中に入り込んだような錯覚さえ覚え、冷汗もかいたから、なかなかである。
あとはポプコーンだ。
よく東京駅で見掛けるあの可愛いバケツにポプコーンが欲しくて一時間並ぶ。
食べ物に並ぶのは全く苦にならない、いい性格なんだが、チョコ味ハニー味メープル味三回計三時間並んで、自分でもあきれる。
足は、棒だしヘトヘト!バケツを計4個買う。
まずくて高いと言われたランチは、なかなか美味しかったし、生まれて初めて見たパレードには感激して、みんなが何度もディズニーに行くのが理解出来た。
この年まで、こんな楽しい世界を知らなかったなんてといたく感激した…。
閉園10時に車で静岡に帰る息子に同乗して、途中仮眠しながら午前2時に家に戻った。
歩いて、歩いて、足の先の感覚が痺れてる。しかし、翌日は発表会のあと東京に飛び出したままの家である。
片付けをして、ピティナの課題曲をコピーして、生徒に春休みの宿題を渡しておかねばならないから、山のような楽譜をヨロヨロ抱えてコピーに行き、さあ今度は東京に戻らねば…、日曜の東京発表会の特訓事前レッスンしなければ、(汗)というわけで、出かけようとしたら、ピンポーン!レッスン無いはずのレッスン室のチャイムがなった!
見ると、AI君、寝ぼけ眼で立って居た。
そうだった!昨日、ウクライナから帰って来たのだ。手には途中立ち寄ったウィーンのお土産のコーヒーと賞状!
そうなのだ!!彼は今回レパートリーを短期間で増やし、万が一ファイナルまで残れたら、プロコのコンチェルトが弾けると夢見て、初の国際コンクールにチャレンジに〜と送り出していたのだが、日本人でただ一人、一次を突破!何とファイナルまで残り、見事2位まで頂いたのだ。(PTNA HPに紹介されてます。ここをクリックして下さい。)
彼の演奏時間は、常ににこちらで夜中三時だったから、発表会までの数日国際メールのやり取りで寝不足だったが、遂に帰ってきたわけだ。
毎コンからずっと運が切れず続いていて怖いくらいだが、考えてみると今まであまりに運がなかったから、神様がやっと彼の頑張りを認めてくれたに違いない。
彼から、コーヒーと賞状を受け取り、東京にトンボ帰り、我ながらよく頑張る、土曜日は朝9時から夜10時までレッスン室にお籠もり。
山梨の生徒を泊め、日曜朝から杉並公会堂
しかしこちらの発表会は、父兄が全て運営してくださるので、私は生徒を舞台から送り出すだけである。
お昼からお茶まで用意され、私はお客様扱いでほんとに感謝感激〜。
ここでは、AI君がソロと、コンチェルトを桐朋の生徒と共演した〜。
ちびちゃん達も年々上達して、進歩目覚ましく大成功の発表会を終えた。
コンチェルトは、3組したが、合わせは時間調節がなかなか大変だった。
発表会打ち上げは、東京丸ビルでAI君母子や三島に引越した生徒母子、今年慶応大学院に進む生徒と6人で中華を囲む。
賑やかが嬉しくて、調子に乗って注文し過ぎて食べ切れない私のコラーゲンいっぱいのフカヒレそばは、かる〜くAI君の胃袋に収まる。(あいつはこれで明日お肌ツルツルだ〜チェッ!悔しいけどもう入らない…)
二つの発表会が終わり、ほっとして翌日は一人で今度こそ東京のんびりショッピングと思ったら、月曜朝から血圧が上がるわ上がるわ、ついでに薬飲んでも頭痛くて起き上がれない。
二日続けて一歩も外に出られず、パジャマで寝込んでしまった。
あれ〜京都は?都内高級ホテル御一泊は?…(汗)(汗)(汗)だった……





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