February/'08

’08/02月

2008年02月26日

受験真っ只中の季節だ。
子供達にとっては、一生に一度かもだが、私は毎年だから、慣れたものだ。と言いたい所だが、全くそんな事はない。(泣)
しかし、やるべき事をやって、神社にもお願いしたら、後は結果を待つしかない。(泣)
そんな中、久し振りに午前中が空いたので、
映画「エリザベス ゴールデンエイジ」を見て来た。
これは、数年前の「エリザベス」の続編で、その題名の如くイギリスがスペインの無敵艦隊を破り、イギリスの黄金時代を築くまでの女王の孤独と苦悩を映画にしたものだから、歴史の勉強にもなる〜。
あらすじは、史実に基づいたものだが、衣装や、アカデミー賞ノミネートされた主演女優が素晴らしい。
独身女王を貫く強さ、しかし、一方で人間として、女性としての寂しさや、弱さを垣間見せるシーンは圧巻で、現代の働く独身女性に共感を呼ぶ!
心寄せた男性に告白出来ず、近付けばプライドや不安や疑惑が邪魔し、遠ざけてしまう。
そんな繰り返しのうちに、侍従の女性の元に去られてしまう。
また宿敵とは言いながら、身内のメアリースチュアートを処刑せねばならない苦悩を演じたケイト・ブランシェットが素晴らしかった。
仁侠映画を見て映画館から出て来る男の人は、急に肩をいからせて強そうになるらしいが、さしづめこの映画は、独身働く女性の味方だから、急に強い気持ちになれる。
映画の後、一人で乗った地下鉄では、いつも背中の丸い私が、背筋ぴーんとしてガラスに写ってたから笑える。
エリザベスが、メアリーを処刑し、ついにスペインの無敵艦隊と一騎打ちをしなくてはならないシーンでは、“どちらかの国が、どちらかを支配するだろう。”と占う予言者に、自分に有利な事を言って欲しいと思い迫り、「私は神ではないから、そこまではわからない。結果は神のみぞ知る!」と予言者に言われ、毅然と自分の迷いを振り払い、断ち切り、スペインに立ち向かう。
歴史で、スペインの無敵艦隊を破った事は、あまりに有名だが、当時はスペインの無敵艦隊に戦いを挑むなど、無謀もいいとこで、自殺行為に等しかった。
神がついているとは言え、スペイン王も熱狂的なカトリック信者なわけだから、“さあどちらに神が味方するか?”と天下分け目の決戦というわけだ。
結果、神風が吹き、イギリスが奇跡の圧勝をおさめる。
神は、エリザベスに味方したのだ。
神が存在するかしないか?それは誰にも分からないし、まして、いるかいないか?証明することすら不可能なのだが、人間は弱き者である。
毎日を正しく、人にも自分にも正直に真面目に生きていても、誰かに見守って貰え、応援して貰っていると感じ、信じて生きている人間は強い。
受験シーズン真っ只中で、普段は不信心な我々も、奇跡を信じ、神の御加護をひたすら祈りまくる。
勿論、人間としての努力を最大限やった上での事なのだが、しかしどんな事が待ち受けていようと、結果を受け止められる強さや、乗り越える強さは、結局自分自身の問題である。
前向きに生きていても、挫折も失敗も怖いし、避けられない。
最近は神社で、“結果も勿論だが、どんな結果も受け止められるような強さを私に下さい。”とお願いするようになった。
受験やコンクールに負ける事が、長い人生においての負けで無い事は、分かっているのに、怖いし、出来るものなら避けたい。
神の力もお借りしたい。
しかし、エリザベスではないが、先の事は神のみぞ知るなのだ。
ただ、自分を信じて、振り返らず、前を向いて生きていくしかないのだ!!(汗)





戻る
戻る


My Profile   Photo Album   Essey   Link トップへ