June/'07

’07/6月

2007年06月30日

今週末は三重コンクール審査で、三重に金曜日夜から出かけた。
週末はピティナ、静岡県の学生コンクールもあり、目が回るほど忙しかったから、新幹線に乗り込んだら、かえってほっとした。
三重コンクールは三年目なので、三重の重鎮の先生方とも、随分親しくなり、"今年もお久し振りで〜す。"と言った感じでリラックスできた。
今年は、名古屋の長老S先生とご一緒だったから光栄だし、またいろんなお話が伺えそうでうれしかった。
朝の9時から夜8時過ぎまでホールにいると、時間の感覚がなくなり、昼だか夜だか分からなくなる。
講評書きは慣れているし、休憩もあるが、トイレに行く位だから、やはり文字通り缶詰なのだが、例年通り三重のレベルは高くて勉強になった。
さてS大先生の語録は後にして、三重で二日宿泊し、東京に向かった。
着いたら夜9時半、審査行脚でレッスンを見られない遠方の生徒を泊めて特訓しなくては、自分の生徒もコンクール目前だから仕方ない。
早朝生徒を見送ったら、午前中はゴロゴロする事に。
なぜって?明日は親不知と虫歯、合わせて二本を抜歯しなくてはいけないから、体調整えないといけないからだ。
この所、激痛ではないが、歯が痛くて、うまく噛めず我慢していた。
歯医者に「だまし、だまし暮らしてもいいけど〜」と言われたが、夏はイライラするから、歯が気になってイライラしていたら、仕事にならないから、スポンと抜いてくれ〜とお願いしたものの、「親不知抜くのは、えらいことだね。大変だね。気をつけて〜」とみんなに脅され、すっかり恐怖で、元気を無くす。
どうせなら東京でも名医と言われている先生の所に行こうとネットで探し当て、有楽町まで抜歯に行く。
ビルの地下の歯科だが、権威ある先生を見たら、前世は多分牧師に違いないと思えるほど穏やかで温厚そうな先生で、助手の先生もまるでシスターのように優しい。
診察台に乗ると、ひたすら震える気の小さい私が、信頼と安心で眠くなった。
直感力で生きている私だが、あの先生は前世は牧師か神父だったと信じている。
当たっているか三輪さんに是非聞きたいもんだ。
さて抜歯は恐るるに足らず、呆気なく終ったものの、安静にしないと止血できないのだが、レッスン休めない。
ガーゼ噛みながら、何とかレッスンしたから、ずっと血が止まらない。
黙ってレッスンは出来ないし、歌ったり、話すと傷口が開くのだ。
可哀相な私〜!といたわりながら、夜まで頑張った。
しかし今週は頑張れた。
それは長老のお言葉を思い出していたからだ。
先生は御歳還暦から、かなり過ぎていらっしゃるのに、レッスンは12時前に終る事なく、2時3時もしばしばだとか。
家族にいつ寝るのか?と言われているらしい。
何でもピアノに目覚めた時に、家にピアノがなく、朝3時に起きて学校に5時から8時半まで行き、練習して、生徒が登校する時間に、逆に家に戻り、朝ご飯を食べて登校したとか?
先生にピアノ以外の趣味は?と伺ったら、音楽は、歴史や文学、美術全てとみな結び付いているから、それらに凄く感心、興味を持っているので、音楽そのものが気分転換であり趣味なのだと。
う〜ん。人間のランクが違い過ぎる。さらに先生、抜歯したことありますか?と自分のランクに引きずりおろしてみたら、歯医者に体調の良い時、暇な時抜きましょうと言われているけど、そんな日はないから行ってないそうだ。
音楽教育界で殿堂入りの長老先生の努力と、日々勉強される態度には頭が下がる。
そんな先生がダヴィンチ・コードを読んでないと、生徒に馬鹿にされ読んだそうだが、すぐ止めてしまったそうだ。
あまりに嘘が多くて、歴史に忠実でないと腹を立てたからだそうだ。
教養の深さにミーハー・パイレーツ・ドーナツ先生はただひたすら恥ずかしくなるばかりだった。
こうなりゃ先生の影を踏まずにせめて、愚痴を言わず、レッスンに精を出す事にしたのだった。
ついでに、今週は奇妙な事件が相次いだ。続きは次回のお楽しみ〜


2007年06月20日

梅雨到来を告げる雷雨。
セーターが欲しくなったかと思えば、猛暑が訪れたり、体調崩す親子続出!でコンクールを前にして不安な天候だ〜 。
先生は元気だ!というより、自分なりに健康には気をつけているつもりだ。
睡眠時間は多いが、相変わらず、寝るのが遅いのはどうしようもないのだが、ストレスというか心配ごとはなるべくしないようにしている。
長い事生きていると、いくら努力した所で無理なこともあれば、うまくとんとん拍子に行ってしまう事もある。
自分なりに精一杯頑張っていたら、あとは運任せしか仕様がないのだ。
後悔も反省もあるけれど、クヨクヨ考えても仕方ない
あまりにもいろんな心配事が、次から次へと押し寄せて来るわけだからだ。
嫌な事、心配事が留まらなくなって、随分楽になった反面、忘れちゃいけない事まで忘れてしまう。
どうも何か忘れた気がする。何だろう?と夜中に不安になり、生徒にメールして、
「先生に何かこの間、大事な事言ったよね?」
「それが、何だか思い出せないんだけど何だっけ?」
と送信しているから恐ろしい。
「ピアノの先生は、足腰立たなくても現役だからいいですね〜!」
などと言われるが、果たして、頭の方がまともでいられるか?ちょっと不安である。
こうなりゃ、青魚でも食べるしかない。
前後したが今週末は、山梨にピティナの課題曲レッスンを頼まれて、行っていた。
温泉に入れていただき、命の洗濯だった。
移動は、今や大好きになった。旅行慣れしたせいかもしれない。
しかし、日本中何処へ行くにも、ほんとに近い上、短時間で行けるからびっくりだ〜!!


2007年06月09日

ドーナツのマイブームも治まり、引越しの片付けも一段落し、気になるパイレーツの第三もチェックして、何とか平穏な日々ではある。
私は主人との二人暮らしだが、主人は今海外出張中で、殆ど家にいない。
生徒の親が心配して、犬でも飼ったらと薦めてくれるが、今は自分を飼っているから、そのお世話で手一杯である。
変な話、最近独り言が多くなった。
こんな事言うと独居老人みたく暗い想像をされそうだが、私のそれは、漫画である。
遅いレッスンが終わると、急に寂しさや空しさに襲われる。
そこへ明るいポジティブな漫画の私"〜楽しい自由時間のはじまりで〜す!"
"さあ食べたい物を言ってごら〜ん。"
"なんにも食べたくないな。"
ともう一人の私、何言っちゃってるの!
健康第一、家族や生徒の為に食べなきゃねえ!
さあ何か作ってあげるからね。
と冷蔵庫を漁り、夜中に一人天ぷらである。
そう私は揚げ物が好きである(泣)、それをこだわりの塩で頂くのだ。
そしてミニサイズのシャンパンで、今日一日かんぱーいで至福のひと時である。
好きな器に好きなグラスで夕飯を楽しみ、朝食もこんな調子だから、毎日を楽しむのがうまくなった気がする。
マイナス思考はないと言えば嘘だが、いつももう一人の明るい私が、元気に導いてくれ悩みも聞いてくれるから、寂しくないのだ。
これって遊体離脱? 心理学者が聞いたら末期的症状かも?
しかし、一人が嫌いな寂しがり屋が、一人にならざるを得なくなり、元気なのは案外こういうものかもしれない。
それに一日中、人と関わっている仕事をしているから、一人も気分転換でよいのかもだ〜!
そう言えば東京でシェアーしている姪っ子も、一人の家に帰ると幸せだと言っていたが、若いのに大丈夫だろうか?
それとも自由を愛するDNAだろうか?
私の家は、とにかく朝は眩しいくらい明るい家で光に溢れている。
多分、そのせいか?暗い気持ちにならない。
もしかしたら、風水的に良いことを無意識にしているかな?
白い家、硝子とステンレス、トイレも開け放しているから、掃除は大変だが?というわけで先生は元気いっぱいである
追伸、あと私は、"幸せだ幸せだ!"と声を出して言うと、ほんとに幸せな気持ちになる。
暗い暗雲が垂れこめたら、是非試してみて欲しい。(笑)


2007年06月01日

五月晴れが続く今日この頃だ。
寒かったり、暑かったり、寒暖の差も激しいが、夜さえ涼しければ人間としては楽だと思う。
ピティナもぼちぼち始まり、各種コンクールの予選も来月は本格的に始まる。
今は嵐の前の静けさである。
と言っても、私は相変わらず飛び回る毎日が日常になっている。
週末は大阪のステップ審査に行ってきた。
コンペ前のリハーサル代わりに、具体的なアドバイスを求めてくる子が多くて、4曲それぞれ役に立つかもしれない事を必死で書くので、最後は指が痺れてきた。
みんな今の時期、悩みは一緒で、必死でステップを受けて来るから、こちらも頑張らなければならない。
さて、静岡に戻らず東京に戻り仕事だというのに、今度は気になっている映画、パイレーツ・オブ・ザカリビアン・ワールドエンドを時間みつけて見なくてはならない。
朝早いのは無理だから、レッスンが早く終ったらオールナイトに駆け込む。
我ながら、体力気力は大した物だと感心だ。
いやいや、"気分転換が無いと良い音楽は生まれない"というのが、信条だから、こういう事では大いに自分自身を甘やかしている。
映画だが、なかなか難解な展開だ。
裏切ったり、裏切られたり、海賊たちの思惑に振り回されてしまう。
難しいのは頭が悪いのかな?と悲しくなったが、今回はジョ二―ディップがたくさん出て来るので、彼のファンなら大満足だろう!
勿論この私もだが。
難解なストーリーとブラックユーモアの連続だから、ユーモアが苦手な日本人には、3は1や2に比べて難しいかもだ。
特に、子供には長い展開かもしれないが、クライマックスはさすがに用意されていて良かった。
長〜いエンドロールの後に、サプライズが用意されているから、粋な配慮である。
これだけの大作に、どれだけの陰の人力が関わっているかを嫌っというほどしっかり認識させられた後、お待たせのアミューズの登場。
待たせるのは、ディズニーのアトラクションと一緒か?
まあ、こちとらドーナツで鍛えられてるから、屁でもないのであるが、夜中一時前に映画を終え、帰ったら24になる姪っ子が冷ややかだった。
パイレーツは、1も2も興味なく見てないそうだ。子供だまって事か?
そういえば、私の生徒の親は、前夜祭の武道館でジョニ―ディップと握手し、オーランドブルームに肩を叩いて貰ったと泣いて喜んでいた。
何という幸運だろう!
本人曰く、一生の運を使い果たしたかもだそうだ。
これから始まるのピティナの行方を思うと、こんなとこに運を使ってしまっては、ダメじゃないかあ!と叫びながら、内心ジタンダ踏んで羨ましかったのだ〜。
我々は、〜今のとこ平和だ〜。





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