April/'06

’06/4月

2006年04月30日

寒暖の差が激しい毎日が続く
もう5月だというのに、夜はストーブをつけたくなるようだ。こんな年は夏が暑そうである。
今週は15日(土)夜に東京新宿のホールで、藤枝教室の発表会に続き、東京教室の発表会があった。
総勢18人、こぢんまりとした発表会だったが、お母様方がすべて進行担当して下さったので、私は壇上で挨拶をするのみという楽な発表会をさせて貰った。
レッスンも先週の月曜日で終わったのに、子供達は立派にきちっと演奏してくれ、昨年より上達している姿を披露してくれたので、鼻高々だった。
毎週日曜の朝、眠い目をこすり、こすり、新幹線の中で化粧しながら通っている東京教室だが、頑張っていてよかったなぁと思った。小さい種が確実に育っている事にも感動した。これからも頑張らなくては.....。
さて翌日は国立ステップ、責任重大のチーフである。
早朝から中央線に飛び乗り、国立に向かう。
ここのステップは、120名と大所帯。4人の審査員で、ローテーションしながら、休み休みに審査をこなし、終わったらもう夜だった。
発表会を2回やって、ステップに行き、引越しもしながら、新入生を迎えている4月は、のようだ。
それでも5月連休には、本格引っ越ししようと思ったら、主人がまた海外出張だ。
うちの主人は、日本と海外を半分半分という感じだから、全く私にとっても、主人にとってもは基地化している。こんな中、引っ越ししているから最悪である。
新しい家は、とにかくピアノだけが引っ越しているから、私はなんと毎日通勤している!
しかし、これがいやに落ち着く。古巣は古巣で捨て難いものだし、新居は新しくて、物も無く、それはそれ、気持ちが良い。
贅沢だが、いつまでもこんな事をしていたら、時間も経済的にもロスだが、何だか当分こんな形で暮らす羽目になりそうだ。
というのも、秋から痛めていた手首、ちっとも治らないので、東京では整骨院に毎週通って、電気治療をして貰っている。
お医者様の話では、早く治したかったら、使っては駄目だそうで、使う頻度が治癒力を上回るから、治らないのだそうで、早く左手で自由にピアノを弾きたかったら、"使わない""弾かない"のが一番なのだそうだ。
というわけで、重い物を持ったり、運んだりは、一人ではとうてい無理である。
よーし、もうこうなったら年内に引っ越すことにした。焦らずどーんと構えることにしよう。
何といっても、早く手首を治さないと、思うようにピアノが弾けなければ、夏に困ってしまう。
しかし、ホールが出来たことで嬉しかった事が一つ。
カワイの名古屋本選が近付き、早速最後の仕上げにホール・レッスンをしていたKちゃん。
名古屋でBコース最優秀賞に輝き、全国大会の切符を手にした。
ということは、マイホール第一号である。
このホール、少し響き過ぎるので、どうかな?と思っていたが、成果が出せたのが嬉しかった。
勿論、ホールのお陰というより、“Kちゃんの頑張り”あってこそ、なのだが、どちらにせよ、おめでたい。
最高の引っ越し祝いを貰った気分だった。


2006年04月19日

4月1日4月のスタートに相応しい春爛漫の陽気の中、無事発表会を迎えられた。
今年は4人程高校3年組が入学式やら引越しやらで出られなかったので、最年長が高校2年生で少々後半が寂しい発表会の様な気がしていたが、デュオあり2台ピアノりで、また中学生が着々と力を付けてきてくれていたのでボリュームは以前と変わらず保てた感じがした。
また賛助出演M姉妹がデュオと2台ピアノで演奏してくれ花を添えてくれたのも嬉しかった。
今回は練習不足ですみませんと恐縮していたが、それでも忙しい中、万障繰り合わせ出演してくれる気持ちが何より有難かった。
気が付いたら今年の発表会は20年目の記念すべき日だった。
藤枝で教室を始め、20年間走り続けたのが嘘の様だが、あっという間だったから、後の20年間もそれこそあっという間だと思うと、そら恐ろしい!!
この間うちに来ている大学生が夜寝る前に日記を付けていた。ふーーん日記かと何気なく見ていたら、今年音大を出て社会人になった姪っ子も夜寝る前に日記を付けていたから、興味深く思って最近のトレンドか?と聞いてみたら、毎日が何気なく過ぎていってあっという間だから、今日何したか?を感想なしで書くようにしているんだとか。
最近の若者も時間に追われ、ゆとり無く過ごしているんだなぁと思ったが、自分が20代の時は、どうだったろうか?
昨日の夕飯献立も忘れている位だから、良く思い出せない!!
という訳で、20年間の反省は無く、ひたすらピアノを教え続け走り続けている訳である。その中で、子供を1人育てた事が自慢出来る事位だろうが
翌日、引越しの荷物を整理していたら、息子の幼稚園卒園のアルバムを見つけ、我が子へ「心優しい大人になって下さい。」と書いてあった。そんな事を書いた覚えは更々無かったけど、我ながら人並み以上に息子に多くは望んだものの、両親が仕事人間では到底叶う事は無かったにせよ、それでも唯一それだけは叶ったんだなと思うと少々嬉しかった。(ちょっと、子供自慢)
という訳で翌日は、ピアノの引越しだった。
発表会の夜は、家族の打ち上げでちょっと贅沢して近場のホテルに一泊した。
体調を崩していて、ここ1ヶ月逢う事が出来なかった息子夫婦と久し振りに逢え、家族の絆を再確認した。
ピアノが翌日午後出るので大雨の中を午前中は、久能山まで苺狩りに行く。時間の無い中遊ぶのは得意中の得意だが、引越し前に苺狩りをする度胸に我ながら呆れる。
喰い意地が張って、巨大な苺を23ヶもハウスの中で食べたものの外は土砂降りだ。
一体ピアノは新居に移動出来るのだろうか?
家に着くとピアノ運送のトラックが釘付け、ピアノを早速梱包するも雨はひどくなるばかり。いざ出そうとすると更に追い討ちをかけるような土砂降りに.....。
「このピアノはよくよくこの家から出たがらないですね。こんなに濡れてあとの保障は出来ません。」という事で、ピアノの引越しは断念する事に、残ったのはゴミだらけの我が家!!
一晩中本箱の楽譜を整理する。集めに集めた楽譜の山、20年間の資料、ビデオやCD、これらの行き場と整理に頭が痛くなる。
新しい家は、とにかく収納を減らした。その理由は何も棄てられないでとっておく自分の性格を知っているので、「取り敢えず棄てずにしまっちゃおう。」を辞める為である。収納が無ければしまえない。それしか自分の性格を変える事は無いと思ったからである。
しかし、それには整理魔に徹しなくてはいけない。冷静に物を棄てるという事は勇気がいる。しかしやらねば、でもやれない。とにかく片付ける為に、まずは隣の部屋に荷物を移動し、そこで整理し、また次の部屋へ移しては整理し、最終的に棄てるものは目を瞑ってゴミ袋に入れる。
私は自慢じゃないがゴミの選抜にはうるさくて、プラゴミ、紙ゴミ、燃えるゴミ、ビン・カンゴミ、スーパーに持っていくトレーきちっと分別するのが大好きである。几帳面なのとは違う、なんだかA型人間が顔を出す。
決めた事は守るのが好きなんだろうか?ゴミ出しは大好きで得意の寝坊ゆえにそれでもあきらめず、ゴミ収集車を追いかけて行く事もしばしばである。
専業主婦だったらいい主婦になれそうである。しかし、私の几帳面などというのは、自分の基準であって、自分の8.0は他人にとって7.3でしかないという事は、友人達の話や家を訪ねて愕然とする。
お風呂は入ったその日に洗って出る。朝は、毎日5:00起きで、揚げ物をしてお弁当を作る。朝からアイロンを掛け、トイレを掃除するなどと話を聞くと卒倒しそうである。
これは私が専業主婦になっても到底無理である。でもそういう事にすごく憧れを感じる。
新しい家は全て無機質な感じで白いタイルに白い壁、ガラスとステンレス一色の台所で私の好きなイギリス、コンラン郷スタイルである。ここに全く色を増やさず美しく保つという事は、パシッと「先生には絶対無理です!」と父兄に言われてしまった。
そうだ!無理だ!私には優先順位のピアノという仕事が有るではないか?これから夏のピティナが始まる。子供達は白い壁をペタペタと黒くするだろうし、床には傷を付けるだろうし、大きなガラス窓は手垢でいっぱいになっちゃうだろう。だからといって、事務所のような教室にはしたくなかった。私のこだわりが現実との狭間で揺れながら、機能よりデザインを優先する。私の芸術感が邪魔をする。
なんて格好いいことを言っても、只のサルの浅知恵に過ぎないかもである。
せめて、生徒達には「裸足でツルピカのタイルの床を走り回って手垢で壁や床をこすらないで」と言うしかない。
基本的には、静かなのは大の苦手だから、賑やかに人が集まる事が大好きなのだから、汚れは仕方ないだろう。
その前に前の住居を今は掃除している。"飛ぶ鳥、跡を汚さず"である。まずは綺麗に今の家を片付けてから引越ししたいと思うと結局、いつ引っ越せるか分かったもんではない。
肝心の5月の連休に主人は海外へ長期出張である。庭の植木は枯れ放題、大好きなツタは伸び放題でスラム化している。(N先生の憧れのお庭が9.5ならうちは圏外!)食器も漂白してないから黒ずんでいるし、どこから片付けていいやらと思って悩んでいると、「先生、4/26からピティナの申込み、〆切迫っています.....。」エーッ?そんなぁー。
15日土曜は、東京教室の発表会、翌日は国立でピティナ・ステップの審査、それもチーフである。回りから「先生痩せましたね」と言われると気分的には、大やつれだが体重は同じである。
激動の1週間だったが、可愛らしい新入生もいっぱい迎え、新しい教室で心機一転である。
さあ、へこたれていられない、頑張らなくちゃ!!
という訳で、ホムペの更新大幅に遅れて申し訳ありませんでした。


2006年04月09日

4月1日の藤枝教室の発表会が無事終わりました。
しかし、翌日はピアノの引越しだったが、なんとその日は大雨もいい所、だった。
まるで怒涛の幕開けと言うしかなかった。
それからの1週間は20年間の整理出来なかったゴミとの格闘だった。
頼りになる筈の主人は、アメリカ出張中。おかげで、引越しは一人でそして肝心のHPはストップとあいなりました。
次回は、必ずや引越し奮闘の巻を更新いたします。





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