| 今週(3/22〜27)は3月の山場、激動波瀾万丈、幕開けの週だった。 とうとう一週間、ガスコンロに1度も火をつけなかったし、私も完全に主婦はしていない。 まず、木曜日に藤枝の発表会のリハーサルが あった。午後から夜までかかった。 レッスンもあったので仕事が終わったのは深夜11時。 翌日金曜夜は、神奈川の実家で姉妹と義兄のヴァイオリン・リサイタルがある。 私はヴァイオリンの伴奏をすることになっている。しかし全く練習する時間がとれていない。 それでもプロたる者、失敗は許されない。聞けば、チケットが500枚完売というのだから、なおさらである。CDに合わせながら、伴奏の練習を夜中2時までしてから、やっと寝る。 翌日は美容院にセットに飛ぶ。(どんなに忙しくても、女である事を忘れたら終わりである。)これは絶対に、外せない そのまま、新幹線に飛び乗り、実家についたらPM3:00。それから缶詰めで練習をして、義兄と一回合わせたら、バッチリではないか!!我ながら努力の成果に納得。 不器用で小心者は、練習しかないので、私は結構練習するタイプである。 "努力家だね。"と皆に言われるが、ただただ小心者の憶病、心配症でピアノの前から離れられないだけなのだ!!心配のあまり、ピアノの上で食事をしたいくらいである。 その晩は、実家で久しぶりに寝る。布団に入ると、コンサートの余韻もなく、泥のように眠る。 翌日、土曜は東京でレッスンだったが、最後の大学生がレッスンにやってきたのが、夜の10時過ぎ。また寝るのが深夜だ。トホホ。 体が心配になり、ラフ麻茶をまたがぶがぶ飲む!! そして日曜、東京教室の発表会。10:00開演に合わせ、8時半過ぎに家を出発。野方のホールに着く。 リハーサルに続き、今回もお母さん方が、裏方を段取りよくやって下さって頂いた。 私は何もせず、いいご身分で、なんだか本当に頭が下がる思いだ。感謝・感謝!! 東京第一回目の発表会は、お客様をもたくさん入り大盛況だった。藤枝から応援の生徒を含め、無事に皆がそれなりに弾けたと思う。(欲をいえばきりがないが、第一回目なのだから、良しとしよう!)教室を開いて2年で、こんなに素晴らしい発表会が開けたのも父兄の皆さんの協力あってこそだった。 それに、父兄の皆様から、壇上で花束を頂戴して、本当に感動してしまった。 とにかく、私は事務能力ゼロだから、そんな中、発表会は、藤枝で手一杯で、東京の発表会なぞ、きっと永久に出来ないでいただろう。本当に心からお礼を言いたい! 激動の1週間は、日曜日の東京教室の発表会で幕である。 さあ、4月2日(土)は藤枝本拠地の大発表会である。 静岡にトンボ返りで、明日から特訓だ。 最近目が覚めると、今日は何だっけ?と覚醒する時に、しばらく考えてしまうくらい忙しかった。 受験生も横須賀ステップもコンチェルトの全国大会の記憶 もところてん式に向こうに行ってしまう、おーい!!おーい!!と記憶を呼び戻さなくては。 おっと、その前に家庭第一の皆さんは、気の毒なご主人がどうしているか?と思われているかもしれない。 それが先週も今週も、海外出張でまったく留守というラッキーだったのだ。 その上週末になると、息子夫婦が主人を一人にしないよう、気遣って来てくれる。 私は何と幸せなキャリア・ウーマンだろう。 おかげで、何とか家庭崩壊せず、仕事に没頭出来るのだ!! 神様に感謝を忘れてはいけないのだ。 |
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| 今週は、週の中半にまた風邪をひいていた。 なんだか体力の低下にがっかりしてしまう。回りは先週の風邪を寝て治してないから、無理も無いと言ってくれるが、昔はこんなことはなかったのだ。 しかし、受験生が9人もいた年も異常なので、無理も無いって事にしておこうか?? 生徒の親から頂いた、"らふ麻茶"という健康茶をとにかくがぶ飲みしてみたのだが、これが効いたのか体がポカポカして、その晩風邪の菌が退散していった気がした。 気分のせいか?お茶のせいか?とにかく洗脳されやすい体質なので、薬も効き易いのかな?おかげで週末はまた元気復活!! 今週末は、ピティナ・コンチェルトの全国大会と東京教室の発表会のリハーサルが、同日にある。 朝5時半に跳び起き、7時の新幹線に乗り、9時のリハーサル会場に着く。 東京教室は、父兄の皆さんが、協力して全てを取り仕切ってくれるので、私は招かれるまま座って教えるだけで、ペダル台のセットから何から何までやってくれる。 人数が15名程なので、まとまりやすい事もあるのか?スムーズな進行に、時間にルーズな私は安心して教える事に集中出来た。 生徒達は、ピアノを始めてまだ一年目という子供達が多く、初めてのリハーサルにカチン・コチンだったのが可愛かった。 それなのに相変わらず、私は厳しい指導をしてしまったが、あと一週間でこのリハーサルを契機に、きっと上達してくれるに違いない。 さて、お昼にリハーサルが終わったら、レッスン室に戻り、今日のレッスン生を数名見た後、今度は溝の口の洗足学園のコンチェルト・リハーサル会場に飛ぶ。 渋谷は3連休という事で、"おのぼりさん"達で一杯。人の波で身動きがとれないくらいだ。 洗足学園に着いたのは夕方6時、それからリハーサル10分。コンチェルトはもう何度も経験があるし、今回連れて行ったプレ初級のSちゃんは、度胸が良いので、こちらもドキドキしないですむ。 リハーサルを軽く合わせ、夕食を済ませ、東京の家に着いたら夜10時だった。 何だかみんなちょっと疲れて、生徒も私も目の下に"クマ"。 明日の本番が、午後なのがせめてもの救い。朝5時半に起き、1日の長かった事、長かった事。 翌日、生徒をレッスンして本番に送り出し、私は東京教室のレッスンがある。 しかし4時頃になると落ち着かない。そうなのだ!今日はいよいよ国立後期の生徒の合格発表がある。 後期は合格者数名(5〜6人)だから、もう宝くじ状態。 ドキドキしてレッスンにならない。携帯が鳴ると、思わず飛び付いてしまう。 「先生受かった!」の声を聞くまでは、「おめでとう。」「そうか残念だったね。」の声が2種類、入れ代わり、立ち代わり耳元でこだましていたから、やっと「よかった。おめでとう!」と自分の口から出た時は、ほっとして目頭が熱くなった。 今年は、9名全員第一志望に合格出来た。 以下、今年の9名の進路です。
清水南高校付属中学 | (音楽科) | 1名 | 清水南高校 | (音楽科) | 1名 | 桐朋女子高校 | (ピアノ科) | 1名 | 桐朋学園大学短期大学部 | (ピアノ科) | 1名 | 国立音楽大学 | (教育科) | 1名 | 国立音楽大学 | (ピアノ科) | 1名 | 静岡大学教育学部 | (音楽科) | 1名 | 東京学芸大学教育学部音楽科 | A類 | 1名 | 東京学芸大学教育学部音楽科 | G類 | 1名 |
その上、今日はグレンツェンの全国大会で、ピアノ大好きの幼稚園の男の子が、「銀賞」のトロフィーをゲットしたとのおまけつき! なんだかラッキーな1日だった。 全国大会出場のプレ初級のSちゃんも、「優秀賞」で壇上に登れたとの事だ! 教室をめでたく卒業していく子供達、これから育っていく子供達に囲まれ、息つく間もないが、音楽を通して充実している人生だなと、心から思うのだ。 |
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| 今週末は横須賀にてピティナ・ステップ審査だった。 風邪も何とか良くなり、無事に責任を果たす事が出来る事を、神様に感謝したいくらい元気になった。 出発前に、最後の国立後期の受験生を送り出し、横須賀のホテルでさぞかし熟睡出来るかと思ったら、その受験生が遅刻する夢と、3月末にある姉妹のコンサートで、練習を全くしていないのに、いきなり本番で合わせる悪夢にうなされた。 どちらも現実味を帯びていて、夢と思わず跳びおきてしまった!! 横須賀ステップは、チーフでこれまた責任重大。最近は殆ど年令と経験上か?チーフばかりで気が重いが、コンペのそれとは違うので、まだマシかもしれないと自分を励ましながら出掛ける。 横須賀ステップでは、木管とピアノのアンサンブルのレクチャーがあり、地元の高校生の木管(クラリネット・オーボエ・ファゴット他)に合わせ、子供達のピアノの演奏があった。 なかなか木管楽器を近くで聴く事の無い子供たちには、良い刺激だったかもしれない。 ステップのレベルは、神奈川コンクールの近いせいもあって、その練習台に参加する子供達が殆ど、厳しいアドバイスをして欲しいとのメッセージばかりで、79名聴いたが、か なり真剣に講評書きしたので、体力消耗だったが、どの子も真剣な演奏だったので大変勉強になった。 ステップもコンペの審査も、スケジュールを調整して出掛けるまでが大変だが、行けば行ったで、必ずたくさんの収穫がある。 多くの先生との出会い、素晴らしい演奏や色々な解釈に出会え、有意義な時間なのだ!! 横須賀の海をホテルの朝食をとりながら、見てるだけだったが、 春は名のみの寒の戻りの週末だった。 |
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| 今週末は、とうとう風邪でダウンしていた。 幸いインフルエンザでは無く、お腹にくる風邪だったので良かったが、1日熱が上がってしまったのが原因で、軽い腎炎になってしまい、血尿に見舞われた。 元々腎臓が弱く、熱が出ると必ず血尿で病院行き、悪くすると入院なので風邪をひいても熱だけは出さないようにと気を付け、この10年間、熱だけは出さなかったのだ。 しかし、やはり過労と年には勝てない。週末のレッスンは、コート着てソファに横たわりながら、何とかこなしたものの夕方近くになるとフラフラだった。 しかし何と日曜には、それでも頑張って、東京のレッスンの為、新幹線に乗っていた。 お粥しか食べていないので、力が出なかったが、日曜午前に国立大学前期の発表が出たのだが、前期受験した2人共、難関の第一志望に合格したのだ。 嬉しくて免疫効果が、ぐ〜んと上がり、体調も良くなるのが分かるではないか。 もし落ちていたら、たぶん東京へ出る元気など無かったと思うから、人間の体とは不思議なものだ。 頑張るぞと血尿をおして東京に行った。 しかしやはり体は正直、お腹が痛くて壁に寄り掛かりながら、レッスンで失礼してしまった。 前週、忙しいのに近年にないくだらない映画で、時間を潰した天罰だとやはり健康の為、少しでも余力を残しておかねばと後悔である。 受験生は、あと国立後期の1人のみで、今年の私の責任も終了。 これからは、発表会とコンチェルトの全国大会、そして夏のピティナに向け準備が忙しくなる。 そろそろ、サプリメントに新入りを加えたいが、何か特効薬は無いだろうか?
☆東京の生徒のお母さんが、3月27日の発表会(東京教室)のプログラムをパソコンで手作りしてくれた。 私が忙しいので、事務的なことは父兄の皆様に、殆どお任せしっぱなしなのだが、素敵な可愛らしいプログラムが出来、嬉しかった! プログラムは、インフォメーションをご覧になってください。 |
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| 今週は気分転換に映画を見た。 本当は「オペラ座の怪人」を見たかったが、近くでやっている映画館がないので、何と邦画「東京タワー」を見た。 なぜ「東京タワー」なのか?というと受験生を持つ、母である友人が、思い切り気分転換に「先生と見たい」と言っていたのだが、時間がなくて一緒に行けなかったので、ひと足先に見た友人と話題が合う様にと見たという訳である。 感想は?一言で言って申し訳ないが「駄作」だった。 というより、時間の無駄、お金の無駄だった。レディースDayでレイトショーでもあり、1000円だったのがせめてもの救いだった。それでも勿体無かった。 しかし、出口で若い女の子が目頭を押さえていたから、やっぱり私は体だけでなく、心も古いオバサンかもである。 頭と感性はめちゃめちゃ軟らかいつもりだが、大画面でお金を払って見るほどの感動も刺激もなかったのが残念だ。 しかし、ラフマニノフのコンチェルトNo.2の2楽章、マーラーのNo.9が話の筋に使われていて、その曲が流れる時だけは、「いいなぁー」と思った。 このラフコン2楽章は、発表会に生徒が弾くので、第2ピアノを弾きながら、レッスンしていることもあり、親近感を持っているし、大好きな曲だから唯一の感動だった。 話は21歳の青年と、40歳そこそこの女性の恋物語りだが、40歳の女性といっても主婦ではなく、キャリアウーマンで才女、そして勿論美人で、超大金持ちで理解のある夫がバックにいる設定だから現実離れ。 それを美しい黒木瞳が演じている訳だから、さらに現実離れ! それでも、夢を見せてくれるなら良いのだが、こっちも夢を見るつもりだから、思いっきり現実離れしていたら本望なのだ。(ロード・オブザリングも、ハリーポッターも千と千尋も同じだから。) 現実離れしたくて行っているのに何故か酔えない!いったい何が違うのだろう? 映画評論家ではないから、その理由を適切に表現できないのが歯がゆいが、多分、この映画はオバサンに夢を売ろうという商業主義的魂胆が見え見えで、監督が何を言わんとしているかが、分からないからかも知れない。 第一、今時「愛こそ全て!」なんて、古いと思っている私だもの。 2人の人生の背景、悩み、共通の話題、知的なものに何の結びつきもない。 それなら、訳もなくマザコンであるとかなら面白いではないか? 美しくかつ生活感のない人妻と、背景のない若者が激しい恋愛をしたからといって、何の感動も持てない!! 得るもの、失うものをはっきりさせて、もっとドロドロとするか、いっそ心中してしまったら、面白かったかな?などとオバサンは思うのである。 こんなことを言ったら、見て感動した人に叱られちゃうかもしれない?? ホームページは誰が読んでいるか分からないもの、これを読んでお怒りになる人がいらっしゃったら、三好先生は思いきりオバサンだと思って許して下さい。 私は寺島しのぶの朝のゴミ出しや、フラメンコと酢豚を作る場面にこそ、共感を持った口である!! まあ、年をとるとハッピーエンドがうれしいので、ハッピーエンドが救いのようなものだった。 岡田君目当て、黒木瞳の美しさを前面に、暇つぶしに作った映画としか私には思えなかったのだ。 残念だが、忙しい身で間隙をぬってせっかく見たのが悔やまれる。 やっぱりゲン直しに、近いうちに「オペラ座の怪人」に行かねば………。 |
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| 今週は、先週の疲れがどっと出て週末は、レッスン以外では殆ど伸びていた。だいぶドリンク剤も空けてしまった。 年をとる程、疲れはすぐ出ず、後へ後へ伸びるらしい。早く回復して、魔の3月に照準を合わせねば! それにしても2月は早い、あっという間だった。9人の受験生もあと国立の3名を残すのみとなった。 国立大学の音楽関係は、合格人数が数名だから神経の休まる事がない。お陰で、受験生が夢の中にも出てくる。 当の受験生も神経ピリピリで、練習しすぎ、考えすぎで訳が分からなくなっているので、メンタル面でのフォローが大変だ。 何しろ、センター試験が終わって、一日中暇なら集中しすぎてしまうのも分からなくは無いが、しかし音楽というものは哲学ではないから、考えれば考える程遠のく事もあるから難しい!! 受験のストレスは、想像を絶するが、私は毎年の事だし、いつもコンクールでストレスを常に感じている訳だし、生徒も小さい頃から常にコンペ,コンペで鍛えられている分、精神力の強さでは、誰にも負けないつもりでいる。 時間が迫って来る程、何事もポジティブに考え、努力させようとしている。 さあ、3月は発表会を2つと自分たちのコンサートと横須賀ステップ審査とコンチェルトの全国大会へと続く。まずは夜長して発表会のプログラムを作らなくては………。 そんなこんなしていたら、本年度のピティナの要綱も届いているではないか? 1年の経つ事の早さにびっくりする。出るのは溜め息ばかりである。 |
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