August/'03

’03/8月

2003年08月29日

  ピティナ全国大会終わる。
 ピティナの最終選考の全国大会が8/23だった。我が教室のホープA.I.君再登場
少しづつ精神力が強くなりつつあるのだが、まだ不安一杯で前日から東京のスタジオに泊まった。集中させる為だ、とかいって勝手に弾かせて、私は昼寝だ!もう今更騒いだ所で仕方ない!!
ずっと落ち着いてたので安心していたが、出発寸前の4曲目の最後でどんどん早くなり慌て始めたのだ!
こちらもパニックになってしまって、もう一回もう一回と何度も慌てないようやらせたら、今度は受付に遅れそうになり銀座の町をダッシュとなり、猛暑の中で大汗かいた
あとで聞くと、そろそろ出発しないと間に合わないと困ると焦って慌てたそうだ!!子供のくせに余計な神経使ってくれる!おかげで遅刻する所だった。体内時計を持っているのかな?
 御両親がピアノばかにならないよう、普段の教育が行き届いているせいか、本当に一緒に暮らしていても世話がやけない。
出したものは全て食べてくれる。挨拶もきちんとしていて、トイレに入るたびどこにいて「トイレ貸して下さい。」には辟易した。彼が何回トイレに行ったかは知りたくは無かった。
 これ程どこに出しても恥ずかしくない子供だが、家ではとんでもないのだそうだ。
こちらに出発する前にもベランダに干した布団をしまい忘れ夕立にあい3枚の布団がずぶぬれ。
彼は慌ててドライヤーで乾かそうと無駄な抵抗を試みたが、結局御両親の逆鱗に触れたのは言うまでも無い。
 さてさて脱線しましたが、彼は3グループの最後の出番だった。前の子のを聞いたところでうまくなるわけはないし、聞くのをやめ自分の演奏をする事に集中させた。
落ち着いて1つづつ呼吸し、絶対に慌てない、1つ1つ誠実に弾くのだよ!と最後に言って別れた。
 驚いたのは、バッハ、モーツァルト、リスト、ドビュッシー1曲終わるたびにーハーと会場中に響き渡る大きな深呼吸だった。あーー本当に言われた事を忠実にやっている。
ついでに「鼻が出そうになったらかみな!」とティッシュを渡してあったが、3曲目と4曲目の間にしっかりかむから、驚いたというより素直なのだ!
 良かったのはモーツァルトだった。清潔で純粋で無邪気だった。汚れの無い彼の性格そのものだった。まだまだ未完成なのだが、彼の精一杯な演奏に私は満足して涙が出そうだった。
今年の目標、「落ち着いて自分の実力を出し切る!」が達成出来たと喜んだ!
正直結果は二の次だった。回りと言えばもう本当にうまい。テクニックと音楽性、精神力にプラスしてA.I.君には無いボリューム、ダイナミックに圧倒された。
翌日2人でジュニアG級を聞いたが、ミニコンサートだった。あまりにも今後の高い壁に二の足を踏みそうだった。
 表彰式は26日だった!
ベスト10賞、その上審査員特別賞なる名誉な賞を頂戴した。神様が彼の努力を讃えてくれた。としか言いようが無い。感謝してこれからも頑張らねば、と2人で誓い合った。
 嬉しかったのは彼の友人、知り合いがA.I.君どうですか?と何度もメールをくれ、エールを送ってくれたのだ。皆自分の事のように応援してくれていた。彼は周りの人々に深く愛されている。人徳だ。
 余談だが数日間彼と暮らし、ピアノ以外にもう一つどうしても彼に挑戦したいものが出来た。
それは大食い競争だ!早食いは駄目だけど、是非ワンコそば選手権に出したい。勿論後見人は私だ!!あんな細い体でどうしてあんなに気持ち良く食べられるのか不思議である
そば代金は私持ちで是非今度一度挑戦させたい!

2003年08月24日

  県学生コンクール終わる!
 静岡県の学生コンクール本選会が8/23(土)にあった。
参加したのは7月初旬の予選を勝ち抜いた6名(各コース)だった。我が教室からはE.F.(小6)さんが小5.6年コースに参加、曲目はカバレフスキーのソナチネ(全楽章)。
ピティナで忙しかったので1人だけポツンと別の曲で淡々と練習していて可哀想だったが、おかげで元々のクールでマイペースな性格が功を奏したか?多分実力発揮出来たのだろう。
2位に輝いた!!
嬉しかった。少し思春期に入りかけクールな性格が少しホットになりつつあり、音楽も変化する時期で今後が楽しみな生徒である! おめでとう!!

2003年08月22日

   三重グレンツェン・ピアノコンクール
 大阪に転居し、子供たちが思春期に入り先生を変わってまでピアノを続けるのは「いや」というのをやめさせたくない一心で月1〜2度大阪からレッスンに来るよう薦めたM.U.(中2)、A.U.(小6)さん。
 三重で開かれた、グレンツェン・ピアノコンクールに参加しA.U.さんは小5〜6年の部で「金賞」を受賞した。
このコンクール兎に角、曲が超短く易しいので、これなら遠距離レッスンも埋められそう!と気楽に飛びついたのが甘かった。結局数十秒で実力を出し切れないと、数多い参加者の中で没個性で埋もれてしまう。
審査員は全てベテランの先生だから、才能を見抜いてくれるだろうが、しかし何しろ弾くのはど素人さんだから実力を出すのが至難の技だった。その上、「金」「銀」「銅」1人づつというから、結局は難しいのだ。
姉M.U.さんは準優秀賞に留まったが、彼女も妹以上に実力のある子だから、本選ではこの悔しさをはねのけてくれることを期待している! 頑張ってね。
 兎に角、大阪からのガソリン代と母上の労苦に報いて欲しいな!!
そして将来、「絶対ピアノを続けたい」という意志が固まったらとびきりいい先生に手渡したいのだ!

2003年08月18日

 お盆休みに実家に行った。
何年ぶりかにお盆に1日だけ帰省した。
主人の両親も私の両親も健在だ。主人の両親は病弱だが、親孝行の弟夫婦に見守られ、我々も安心だ。
私の両親は健康そのもので、父は80歳になるのに、眼光鋭く「俺は老人だなんて、1度も思ったこと無い!この目を見ろ!」と元気いっぱいである。
疲れ気味の私もその目を見たら、少し元気になったから不思議だ。
 実家で一泊し、そのあと西伊豆に寄った。主人のたっての希望で一泊、温泉旅行に行ったのだ。
ここ数日肩こりと腱鞘炎で腕から肩から痛く、頭痛が取れなかったので温泉に何度もつかり、眠るだけ寝たら、元気になった。
寂しかったのは、助手席と運転席の間からいつも顔を出していた息子がいない事と後部座席でいつも鳴いていた愛犬がいないことである。愛犬は2年前に死に、息子は大人になっちまったのだから仕方が無い。
主人はこれからは2人で楽しもうとこだわりなく明るいが、女の私としては未練たらたらである。
「夫婦2人で楽しむ」に慣れるにはまだ時間が掛かりそうである。
 早く精神的にも子離れしなくてはいけない...。
良く生徒のお母さんが「子育ては大変。」とこぼされるが、子供が育つのはあっという間である。子育ての時期を十分楽しんで欲しい。
コンペの一喜一憂も過ぎてしまえばかけがえのない思い出の1コマある。
いつになったら、自由な自分の時間が取れるかな?と常に思ってきたけれど、そうなるとそうなったで寂しいものだ。
特に男の子はやさしい言葉一つかけてくれないからなおさらだ。
こうなったら頼るのは夫1人だと思い、今まで自分は浴びるほどサプリメントを飲んでいたが、この度、夫用に青汁を買ってしまった!!なのに何故か?青汁を毎日飲んでるのは私なのは、「なんでだろう」???

2003年08月13日

 昨日夜遅く藤枝に戻って来た。
そろそろお盆だ。ピティナがあるためにお盆に帰省できず16年くらいになる。
息子が4歳の時に夏休み家族3人で山中湖に行ったのが最後だったのがついこの間のことの様だ。
かわいかったおかっぱ頭の息子も今は20歳だ、家族旅行の思い出も作ってやれずかわいそうだった.....。
彼にしてみれば、他の家の夏休みを知らない訳だからこれが普通と思っているみたいでLuckyだった。
バリバリのピアノの先生とだけは結婚しないほうがいいとお勧めしたいところだが...。
彼の人生は彼が決めるだろう。(何せ私に似て頑固だから。)
 それにしても昔はピティナも16−18日に本選があったのが、今はデュオを除いては、12日に本選が全部終わるので楽になった!!
しかし予選が終わって、本選が近くなり2回受けるところを選ぶのも大変、大体8月3日〜12日のあいだに2つをうまく調整して、同じ教室で競わせないことも至難の技だ。
 今年は優良賞,優秀賞が多くて残念賞がいっぱいだ。
私が一番大事な時期に東北本選に5日もいない間に、生徒があちこちで討ち死にしてた。
24の瞳は12人だから、24人は48の瞳になるらしいが、さしずめやっぱり皆”だるま”の片目だから24の瞳だった!!

 本来なら週に1度のレッスンでコンペも楽に受けられるのが本当だが、小さい時から面倒見過ぎて、手を掛けてしまい自力でやれない子に育てた私が悪いのと、これだけレベルが上がると小さなミス音の飛び出し1響きの調整などメンタル面も含め、命取りだからしのぎを削ってるこの時期に5日も教室を空けるのは自殺行為だった!!
  生徒のみんな 「ごめんなさい!」
来年は神様によくお願いしときましょう。でも審査は先生の勉強でもあるのだ。
色々な地方の先生の曲作りを勉強し、目からうろこの時もあれば、自信をつけて帰って来る時もあるから、こんなチャンスを与えられ指導者としてよい経験なのだ。
 しかし今回は作戦を立てる前に皆、討ち死にしたからかわいそうだった。
でもコンペの良いところは、皆終わったあと次の曲は何?と休む間もなく聞いて来てくれる所だ!
コンペが終わると”次に頑張る”という意欲こそ湧き、疲れたからしばらく..という子は殆どいない。
そういう子供達と接すると本当に大変で、「労多く、功少なく」とも、報われる思いだ。
これこそ私の元気の素だ!!!

2003年08月05日


 K・A(中3)さん、オーストラリア旅行に!!
今年5月に行われたコンチェルト・フェスティバル(夢コン2003)で
バッハのチェンバロ協奏曲で見事グランプリに輝いた。
K・A(中3)さんはコンクールの副賞でオーストラリア家族旅行をゲット。
この度、夏休みを利用して、家族でオーストラリア旅行に行った。
オーストラリアでは何といっても”南十字星”。かつてキャプテンクックがかの地を発見した時も満天の星空にこの星座が輝いていたとか。
素晴らしかったそうだ。
ウーム、夏休みをピティナに捧げ16年間。うらやましい限りだ!!!

2003年08月04日

 神様を信じている私は神様の導かれるままに行動しているつもりなのだが。しかしこれは単なる思い込みかもだが...。
自分がそう思い込んでいるから、どんなことも楽しくがんばれるし、遠い所もホイホイ行けるから不思議だ。
8日から秋田だ、拘束日数5日間。これも考えてみたら大切な時期に自分の生徒をほおっておいて、不安の連続だけど、私の神様が言うことには逆らえない。(ただの馬鹿かもしれないが...。)
今年は本選出場者24人。”24の瞳”と言いたい所だが。
 出会いといえば、京都では大阪の憧れの美人の先生に再会した。
私より1つか2つ年下の彼女は、輝くように美しかった!
思わず「先生はいつもおきれいですね。この時期にこんなにきれいだなんて!!素敵」なんて言ってしまった。先生は、「私はあまりピティナに出していないから」とやさしく微笑まれた。
あとでトイレで自分の姿をみてガクゼーン。目の下はクマだらけ。疲れ切った表情に若々しさのかけらもなかった。
”24の瞳のおばあちゃんか?”とがっくり。
彼女曰く「今年は本選審査は、1日だけの所をお願いしたのよ。」
さすが母であり、主婦であり、生徒も大切にされて賢い!!
私の信じる神様って、ただ”No”と言えない自分自身だったりして?何だかどよ〜〜ん。
5日間も家を空けたら、ゴミは?主人は?息子は?生徒はどうなるか?と思うと今から不安で胸がつぶれそうだった!
それにやっぱりもう少し女としても、磨かないとね.....。

2003年08月03日

京都本選でした。
 F級でA・I君(中1)とA・Hさん(高2)が出るので、ついて行った。
めったに生徒のコンペについて行く事が無いのだが、このA・I君、精神力が弱くていつもコンクールで信じられない失敗を繰り返す人なのだ。
良く練習はするし、夢はピアニストなのだが繊細で純粋なのだ。
その上、素直なのでうっかり注意しようものなら極端に反応するからコワイ。
予期せぬ失敗を繰り返すので辟易して、コンペの度に一緒について行くようにしてみたらそれからというもの、出るコンクール出るコンクール実力発揮が続くようになったのだ。
3日について行くのは他の生徒達に申し訳なかったが、自分の勉強も含め、2人で行くジンクスを守る事も兼ね行ってみたのだ。
 F級ともなると兎に角テクニックはばりばりだ。嵐のような演奏ばかりだ。
線も細く、音も固めのA・I君。修正液で消したい様なミスが、いくつもあったが、まあ大きなミスも無く完走した。

結果は夢のような全国大会ゲット!!

信じられず、思わずカメラ付携帯で発表の掲示板を撮っていた。
何だか嬉しくて今年の夏は終わった気がしたが、実はこれが1人目で4日〜12日まで連続だ!!今日のようにこんなにうまくいく筈も無く、また「失敗した」「残念でした」の覚悟をしなくっちゃと思い帰ってきました。
 A・I君との珍道中だが、食べ物の恨みは恐ろしいとはよく言ったもんだ。
ゲンを担ぎ新幹線は、5号車(GO)11番E席に座らせた。食べるお弁当は噌カツ弁と決めている。
しかし、彼の優しいおばあちゃんが手料理弁当を彼に持たせてくれていた。彼は新幹線に乗るや、お弁当を広げた。巨大なおにぎり3つと魚の切り身が2枚。大きなオムレツ2枚。他野菜も。
とても1人では食べきれない量だ。何故か割り箸が2本。やさしいおばあちゃんは、「先生もどうぞ」と入れてくれたに違いない。と私は勝手に想像していた。(彼のおばあちゃんはとても料理上手だ)
とその時、彼は”あれっ?割り箸が2本も!!”とつぶやき、1本をしまった
日頃「バカだ」「アホだ」とピアノでは、けなし叱り飛ばす私も、育ちの良さが(?)こんな時何故か顔を出すのだ。?何も言えなかったのだ(チェッ!)
彼は2ヶのおにぎりをペロリと食べ、最後の1つも苦しそうに食べていたので、大丈夫?と尋ねると平然と「うん!」と答えるではないか。これから大きなコンクールを前にこの食欲は何だろう?と思わずにはいられなかった。(隣でよだれ、タラタラの私でした。)
 私はその後、味噌カツ弁を買い、彼にカツを一切れ(ゲン担ぎ)食べさせたがしっかり食べたから更に驚いた。
弾く直前にはゴディバのGマーク入りのチョコも食べさせた。Goodな演奏をさせる為と集中力を高めるカカオマスの力を借りる為だ。
そして弾く直前まで妹がティッシュに丸めたラベンダーを輪ゴムでくくってプレゼントしてくれたのでそれを嗅いで精神安定剤にした。
皆笑うかも知れないが私にとってはひとつひとつ意味のある儀式なのだ。
コンペも人生も何か運命があると思う。人は逆らえない運命に引っ張られている気がする。
ピティナで依頼の来るステップやコンペの審査は全て断らないのもそのせいで、素晴らしい出会いがその後の私のピアノの教育者としての交際範囲を広げてくれた。

2003年08月02日

はじめまして。 三好です。
やっとどうにか、ホームページが出来そうです。
基本的には三好ピアノ教室のホームページですが、その他のものも出来たら載せたいとも思っています。
それでは、今後このホームページが成長することを期待してください。
今日梅雨明け宣言です。




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