三好ピアノ教室で、小さい時から、ピアニストを目指して頑張って来た今田篤君が、世界三大コンクールのエリザベート国際コンクールのファイナリストに選ばれた!
全世界から、予備予選を勝ち抜いた80数名。
本選は、いきなり24人に絞られ、セミファイナリストに残ったのもあり得ない快挙なら、そこから、モーツァルトのコンチェルトに、ソロプログラム30分、海の向こうからは、涙無くしては、見れないほどの集中力、全身全霊を込めた演奏に今までの彼の努力の日々を思い起こされ感慨無量だった。
彼にとってこれ以上は、無理という演奏に、感動しながら、世界の12人に選ばれるのは至難の技と思っていたが、何とファイナリストに選ばれていた。
電話口で、お母さんと泣いて喜びあった!
今年は、藤枝でピアノ教室を始め30周年の記念の年にプレゼントとしてふさわしい快挙に、あらためて弟子ながらあっぱれ!といつも慌て者で、失敗の多かった彼に感謝した。
さてファイナリスト12人は、寄宿舎に通信機を全て取り上げられ、この日の為に作曲された新曲コンチェルト10分以上程度を演奏するという過酷な課題。
しかも、もう一つ自由コンチェルトが、30分以上あるのだから、過酷なんてものではない。
新曲、コンチェルトでなければ何とか逃げ切れても、訳が分からない内部演奏一歩手前の現代新曲のコンチェルトである。
誰にも相談、調べる事も出来ない訳だし、時間は一週間、どうなるのか?
不器用が洋服を着てるような彼には、一体出来るのだろうか?しかしやるしかない訳だ、こちらは祈るのみ。
日本時間24日朝4時半は、ライブを聴くためにまんじりともせず、起きていた!
携帯の向こうからは、何も知らなかったら、苦労など微塵も感じられない素晴らしい音楽が、聞こえてきた。
一週間で、創りあげたとは、思えない完成度に、音楽家として成長して、もう信じられないレベルに登りつめたんだな、と思わずにはいられず、また涙が・・・。
しかもプロコ2番コンチェルトは、彼に練習させる為に、私が夜なべして伴奏を練習して、合わせてきた曲だけに、更に想いで深く、胸熱くなった。
結果は、まだ先だが、世界の超一流のレベルの中、本当にやりきっていた!
人生、生きていると、、辛い事、哀しい事、努力だけでは、どうにもならないことだらけだが、二人三脚で、16年頑張って来たことが、こうして花開く瞬間に出会えた事は、もう神様のギフトとしか言えない。
こちらは週末から、ピティナが始まる、恩師である私も、まだまだ頑張らねばである!