怒涛の夏が終わったはずだったが、9月2日に、市ヶ谷ルーテルで、生徒四人のコンサートを企画していた。
その名も、キャトルクール(四つのハート)。
メンバーは、今田篤君、岡安咲耶さん、松岡優明君、小林侑奈さん。
何故このメンバーか?というと、今田君は、このブログ開始時からよく登場のお馴染みAi君。
岡安さんは、小学生の頃からの生徒で、東京進出のきっかけになった生徒。
小林さんも、小学生の頃からの知り合いで、山梨では有名な小林先生のお嬢様、小林先生とは、旧知の仲で、ずっとお付き合いさせて頂いている。
松岡氏は、今田君が、ピティナ特級を受験の際、今田君きっと受かりますよ!と、当時東京音大のエースで、大学を背負うライバルで初対面だったのにもかかわらず、親しく声を掛けてくれ、その言動に感動して夕飯を誘って以来、公私共に、ずっと親しくさせて頂いている!
その4人が、9月から、ロンドン、フライブルク、ウィーン、イタリア、と、それぞれ留学する。
「しばらく会えなくなってしまうので、コンサートをしたいね」と、私が言い出したのだが、200席、埋めるのはさあ大変!
なんとか赤字にせず、演奏も、コンサートも成功させねばと、ピティナ終わってから、チケット販売に日夜奮闘!
芸術家という人種は、天然が多く、天然という人種は、集中力が、凡人の比ではない。
なので、チケット販売に集中すると、演奏に集中出来ないので、周りが大変なのだが、言い出したのは自分だから、頑張るしかない。
おかげで普段不義理にしていた、友人達と連絡が取れた。
どれほどの知人に連絡しただろうか?「来てくださる」と返信貰うのが、泣くほどありがたかった!
この感謝を、演奏で返すしかないのだが、弾くのは私ではないし、子供達も、多忙な中チケット販売、練習も必死である。
リハーサルや、アンコールの連弾を夜中3時まで、やっていた。
我が家は、東京のレッスン室を一部屋増やしていたので、4人がそれぞれの部屋で、真夜中まで弾きまくり!そして、狭い部屋で、5人で2組づつで、寝た!
あけてみたら200席ほぼ満席!
松岡氏の人脈の広さ、チケット販売能力に助けられ、ど天然チームは、彼の気配り、コンサート経験の豊富さ、人柄、頭の回転の速さで、最後の打ち上げのレストランまで、てくてくと、金魚の糞がことく付いていき、夜中にも営業するしている、美味しい打ち上げ料理にありついたのだった。
演奏は、反省も沢山あるものの、(なにしろ審査員を長くやっているせいか?足りない物ばかり、見えてしまい、真に音楽を、愉しむことが、出来ない体質かもである。)しかし、お客様にはお世辞もあるだろうが、愉しんでいただけ、留学前の思い出を作ってあげることが出来、良かった。
留学といえば、この9月は、ハンガリーのリスト音楽院、ジュリアード音楽院に入るべくニューヨークに出かけた生徒もいたので、いよいよ、三好ピアノ教室もグローバル化である。
さて生徒を送り出し、ほっとしたら、2月以来会えていない夫が、タイから夏休みで、帰国してきた。