寸又峡で、チャージしたのも、束の間、その週末は、ピティナ松戸ステップ審査に出掛けた。 ステップ審査は、久しぶりだった。 なかなか予定が合わず旅行好きなのに、断らずを得なかったのだ。 しかも経験、年齢だけは、半端なく審査委員長である! 責任重大で、久しぶりに緊張しながら千葉に向かった。 松戸に前泊してびっくり!繁華街のビジネスホテル、スパ付き、マッサージ機付き、至れりつくせり、断捨離中なんだから、アメニティ持ち帰り厳禁!と決めたのに、来客用にと、手が伸びる! やはり都会派な我が身、ワガママな女だった! ステップは、そろそろコンクールシーズンも近付き、コンペの練習の為にと、参加される演奏者も多く緊張して審査させて頂いた。 この日は、私の他にデュオのプロの先生方が、トークコンサートをされたのだが、お一人の先生、指の腱が切れていて動かせないので、その指を全く使わず、指番号を変えて嵐のような演奏をされた。 しかもトーク中にそのことを観客に知らせない、言い訳しないプロ根性に頭が下がった! デュオエキスパートの先生方を迎えていることもあり、この日は、デュオ、二台の参加者が多く、審査も楽しかった! 聞くのは易し、デュオの苦労はいかばかりか?である。 批判や、注文は、簡単だが、やってみてこれほど難しいものはない。 プロは、それをいかにも楽しげに演奏するわけである。 勿論、自分の演奏に自信が無ければ相手の演奏は、聞けない、厳しい世界である。 私の生徒も近々静岡で、姉妹デュオ初リサイタル予定である。 6月21日静岡AOi!皆さんどうぞいらしてください! http://www2.aoi.shizuoka-city.or.jp/concert/detail.php?public_uid=1869 2人のブログです。 http://ameblo.jp/minarie2piano/entry-11878734847.html
寸又峡温泉は、汽車を降りてバスで更に山奥へ。 新緑の最高の季節、峡谷を車が交互通行出来ない道を登ること40分!温泉地に着いた! 鄙びた温泉に泊まりたい!と都会派志向をやめてみた! 敢えて、築50年の民宿を目指したのだが、着いてびっくり! 平日木曜、この日は、私達だけだった! 希望通りの民宿は、実家の二階のような場所だった。 廊下を挟んで下駄を履いてトイレ! この状況に、やはり、私はさびれた風が良かったんで、本当のさびれたは、あまり好きじゃないのか?と思い、古民家風ホテルが好きで古民家には住めない体質だと思った! せっかくだからと入った温泉、湯の花があり過ぎで、滑り怖くて歩けない。 しかもたった一人では、さみしすぎる。「お客さん、お湯加減どうですか?」と、何処からか?声が聞こえてくるから見られてる気もする。� お風呂から出てもまだ3時。することもないから、山を散歩していたら、ハイキングコースを見つけた。 山の奥に神社があるらしい、一時間コース!行ってみようか?と一歩踏み出したが運の尽きだった! 結構急な山道!登っても登っても先が見えず不安に。 引き返そうか?と見おろすと、かなり登ってきてしまっていた。 引き返すのも勇気がいる、なら登って行くしかない、嫌戻りたい!の葛藤で、ベソかきそうになる。 5月の山は、爽やかだが、さーっと涼しい風が、吹くと怖いような、なにしろ、想像力豊かだから、悪い事を考えてしまう。 ○○歳女性 近くの裏山で遭難!嫌だ〜! 足元には最善の注意を払うが、道なき道を汗だくで登るだけ、もう泣きそう! こんな時間にこんな山登りしているのは私だけ!一時間登り続け頂上に着いても嬉しくない!帰れるかしら? 何故か?水を持っていたので、水を飲みながら、慌てて下ると、神社の祠を見つけて、ホッとした。 落ちない石?外森神社で、手を合わせ、民宿に辿りついたら、若い先生が来た!よかった。 夕飯は、ガラーンとした大広間で、山菜料理を2人でいただく! あまりに、さみしく宮澤賢治の山猫レストランを思い出す。 お風呂はお金を払い、近くの大きなホテルに歩いて入りに行った。 やはり、鄙びたは怖かったのだ!夜も2人で眠れず4時くらいまで、起きていた! 眠ったらなにかに襲われそうな気配を2人で感じていた。 せっかくの民宿で寝不足で、それでも新緑の山で癒され、吊り橋渡りに行ったが、もうこれ以上アドベンチャーする勇気も無く、若い先生の背中を写真におさめた! 一泊鄙びた温泉旅行!なかなかいい思い出だったが!やっぱり都会が好きかも!
一週間更新サボってしまった。そろそろバタバタし始めた様だ。 5月は、木曜、金曜が、5回あったので、思い切ってお休みをとった。 お休みは、罪悪感やらが手伝い、生徒の都合でお休みになったのを 振替しなくていいという規則にしてあるものの、お休みが続くのは、 生徒のモチベーションが下がるので、なんだかんだと、ついつい仕事をしてしまう! 休む事に罪悪感を覚えるのをワーカーホリックと言うらしい!完全にその傾向だ! 人生もそろそろ佳境に入っているので、時間のクォリティ見直しが大切だ!とはいえ、 永年の習慣とは恐ろしいものである。 平日午前中はノンビリなのに、週末や休日、人が休む夜が忙しいのは、ピアニストや ピアニストを育てる教師も同じ。 さて、今回こそ思い切って一泊しよう!、山奥、寸又峡温泉でも行ってみよう!初SL乗ってみたい!と思い付き、助手の若い先生を誘って出かけた。 金谷から、一日一本のSLを予約し、ワクワク身軽に出かけていった! 若い先生は、車免許取得中のため、遅れて来る事になっていたので、一人で汽車に乗り込んだ。 この汽車を目当てに遠路から我々より少し年齢が上のご夫婦が前に座り、仲睦まじくお弁当を頂いていた。 私も一人SL弁当を頂いたが、ちょっぴり寂しい気持ちになった。 忘れていたが私にも夫がいる!なんで、こう離ればなれな人生になったのか? 結婚した直後に占いで貴女の夫は海外に行きます!と宣言されたのを思い出した。 運命なら仕方ない、今を楽しく受け入れているので、前しか見ていないから 滅多にこんな気持ちにはならないが、この時ばかりは、 ふとよぎるものありだった! 3月に法事に帰ったきり、まだ、会えていない!元気かな? まあ、夫婦で旅行するのは、まだまだ、先の楽しみにとっておこう! 健康な老後を楽しみに!(^^) 続く。